いわゆる更新記録(靖間 誠PC日記兼用)

西暦2003年9月−10月分


西暦2003年9月4日 “FTTH”

 色々あったが、一応生きてます。

 

 Bフレッツ工事完了に伴い、自室での高速インターネット接続が可能になった(喜)。

 ちなみにブロードバンドルーターとしてメルコのBLR3-TX4を介して接続した状態で、実効速度は今の所約50Mbps程度(フレッツスクエアの測定ツールでの計測値)出ている様だ。

 ま、最高でも48kbpsが精一杯だったこれまでのダイヤルアップ接続と比べると1000倍(笑)という事で、相手側サーバの応答速度の問題もあるが、とりあえずかなり幸せである。

 無論、料金的にはあまり幸せではないが(苦笑)、それでもダイヤルアップで延々つなぐよりは安い訳で、それが今回の切り替えの最大要因である。

 

 話は変わるが、先日S1867DLU3AN Thunder 2500をジャンク扱いで入手した。

 リンクが既に貼ってある事でもお分かりかと思うが、これのページを一応(暫定で)追加してある。

 そちらの方でも書いたがこれは史上稀に見る難物マザボの一つ(知る限り、これに匹敵する難物と言えばVIAだかSiSだかが最初に出したP6系CPU対応チップセットを搭載したBaby ATフォームのマザボ(昔薙澤君がサークルの某君に買わせて試した曰く付きの一品。グラフィックカードの相性が非常に厳しく、他にも問題が山積みであった)かメモリの相性が地獄モードだったSUPER PIIIDME位のものである)で、メモリの条件が滅茶苦茶厳しい上にAGPの相性が極端、しかもWindows 2000じゃオンボードUSBがまともに動かない、ついでにACPI非対応、という悪夢の様な代物で、現在手元にPC/133でECC付きRegistered仕様、という高価なDIMMは1枚も無いから、動かそうと思えばまずこれから(それも2枚単位で!)揃えねばならない。

 しかも、動作保証一切無しのジャンク品だから、そのメモリ購入にはそれなりの覚悟が要求される事になる。

 何しろ失敗だったらそれらは全くの無駄(死)になる訳なのだから。

 それはともかくこのマザボ、現役当時もそう思っていたが、今見ても非常に格好が良い。

 ついでに言えば64bit 66MHz PCIスロットの隣に64bit 33MHz PCI/ISAスロットが並ぶマザボなど殆ど存在しないので、何と言うか見てはならないものを見た様な気分になるのがステキだ(笑)。

 これは運が良ければ動く可能性があるが、果たしてどうなる事やら・・・。

 

西暦2003年9月6日 “CHANGE-AGP2PCI”

 某ショップのジャンクコーナーで玄人志向のCHANGE-AGP2PCIというロープロファイル仕様のAGPグラフィックカードをPCIスロットに挿せる様にする変換アダプタを発見し、速攻ゲット。

 これはRvII26では使えない(という報告が出てる)ものの、ご存じの方はよくご存じかと思うがまりも氏作のVGAENB16.LZH([新]まりものページにて公開中)を併用する事でRa300上のWindows 2000にて最近のAGPグラフィックカードを使える様にするという怪しい優れもの(笑)で、前から欲しかったが新品にお目にかかる機会が無くて半ば諦めていた製品である。

 で、帰宅後早速AT互換機からGV-AP64D-H RADEON 8500 Deluxeを外してこれに挿し込み(ちなみにこのカードは通常サイズだが一応挿し込めた)、Ra300に挿して本体ルーフカバーを空けたままでWindows 2000を起動してみると、しっかりPnPで検出されてドライバインストールの段階まで到達した。

 つまり、このアダプタは生きていた(喜)という事で、誠にめでたい。

 ま、ロープロファイル仕様のAGPグラフィックカードを新規に買う予算は出そうにないので、当分は塩漬け状態でキープ、という事になりそうだが、果たして何時まで我慢が出来ることやら(苦笑)。

 ・・・Ra300の場合、グラフィックより先に、まずメモリ増設だものなぁ・・・(溜息)。

 

西暦2003年9月7日 “失敗”

 先日入手したジャンクのThunder 2500だが、何も挿さない状態でATX電源をつなぐだけで電源が入ってしまう(当然コンセントとATX電源ユニットはつないだ状態での話である)という異常があり、どこかが壊れている(らしい)ことが判明した。

 が、色々試すもどうにも上手く行かず、折角Registeredの128MB DIMMを2枚買ったが無駄に終わりそうである(涙)。

 ・・・取りあえず後輩M君に貸し出したまま放置中のFW-6400GXR/150/WSにこの2枚を挿して(適当なパーツを集めて)サブマシンを組むのが吉かなぁ・・・。

 幸い、サウンドカード(Audio Cyclone SP410D)とSCSIカード(AHA-2940UW)は余っているから、グラフィックカードとCPU、LANカード、それに筐体とドライブ類、それにOSがあれば何とかなってしまう。

 それはそれとして、今回は要するにジャンクではいつも上手く行く訳ではない、という教訓話であった(苦笑)。

 

西暦2003年9月12日 “トレードオフ”

 薙澤君から譲受したHDDその他が届く。

 HDDはIBMのDDYS-T18350N“UltraStar 18LZX”1台とSeagateのST336938LW“Barracuda 36ES2”2台、それにおなじみのIBM DNES-309170“Ultrastar 18ES”が2台の合計5台で、ちなみにDDYSは10,000rpm級18GBもの、Barracudaは7,200rpm級36GBもので、共にUltra 160 SCSI対応、DNESは7,200rpm級9GBものでUltra 2 Wide SCSI対応である。

 ま、DNESはおまけで本命は前の3台、中でも我が家では初の36GB級であるBarracudaだった筈なのだが、いざマシンに繋いで起動し、フォーマット後ファイルコピーをしてみて、そのあまりの低速さに絶句させられる羽目に陥った。

 ・・・何故こんなに遅い(汗)?

 慌ててSeagateのサイトを検索してこのドライブのTechnical Specifications を探し出して読んでみたのだが、そこではDNESより遅く感じる理由を説明する項目は見当たらなかった。

 只、Cheetah X15(初代)Cheetah 36ESと比べてMTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)が1,200,000時間から800,000時間に減少し、期待できる平均寿命が2/3でしかない(実際保証期間も3年とCheetah 36ES(5年)の6割でしかない)事が判ったのは収穫ではあった。

 10,000rpmあるいは15,000rpmという極端な高速回転で寿命が短くなりそうなCheetah系の方が7,200rpmのBarracudaより長寿命なのは、それだけCheetah系の方がコストがかかっていて良い部品が用いられている(モーターとかの設計や品質が全然違う)事と、このBarracuda 36ES2が元々Barracuda ATA4のバリエーションモデル(ハウジング等は共通設計らしい。なお、Barracuda ATA4自体は「RAIDは駄目だがそれ以外は最強」と評されたドライブで、薙澤君によればとにかく壊れない、との事だった)であるらしい事に起因すると考えられるが、つまり高信頼性と高性能を求めるのであれば、(Seagateだと)高価で容量の少な目(大容量モデルもあるにはあるが、凄まじく高い)なCheetah系を買うしかない、という事である(苦笑)。

 要するに、安くて大容量、という事と高性能且つ高信頼性、という事はそう簡単には両立しないのである。

 何ともひどい結論だが、ここ数年、M君を筆頭とするサークルの後輩達が大容量で安いIBM(現HGST=日立グローバルストレージ)のDTLA以降の7,200rpm級ATAドライブを買っては壊してゆく(爆)中、購入以来3年に渡って酷使を続けてきた我が家のCheetah X15が殆どノントラブル(一度サーマルプロテクションが働いたことがあったが、冷却を改善して以降トラブルは再発していない)で動いているのを見ると、Technical Specifications に書かれていたこれらの記述が決して間違いではない様に思えるのも事実である。

 そんな訳で、今はこれらのBarracuda 36ES2は早々に手放してCheetah 10k.6の36GBものでも買った方が賢明なのではないか? という気がしている。

 

 HDD入れ替えの過程で気付いたのだが、今のAT新1号機の筐体は明らかに冷却能力が不足している。

 よって1ヶ月半勤めた会社(法律を平気で無視するロクでもない会社だった)をとっとと退職して予算不足の折り故、非常に困った事なのだが、まずは筐体を買い換えねばなるまい。

 

西暦2003年9月13日 “地獄巡り”

 本日は久々の地獄巡りであります。

 収穫はChenbro Micom SR10405001(PCケース。某ショップの東京出店記念セールで税抜き価格\9,800にて購入)、ST336607LW “Cheetah 10k.6”(10,000rpm 36GB級Ultra 320 SCSI対応HDD。昨日のBarracudaその他の売却益+αで購入)、60ns 64MB ECC-EDO DARM SIMM 2枚(中古品。I-O DATA製)、PX-W4220Ti(CD-R 4倍速書込・CD-RW 2倍速書換・CD-ROM 20倍速読出のFast SCSI対応ドライブ。中古品で、日焼けが著しい)、それから白詰草話オリジナルサウンドトラック(笑)。

 ま、昨日予定していたものがメインで、掘り出し物が2点(何と何かはここをずっとご覧の方には多分お判りの事だろう)もあったのが何よりの収穫であった。

 

西暦2003年9月15日 “システム再構築”

 AT新1号機(いい加減この名前も何とかせねばならないな(苦笑))のメインHDDをCheetah 10k.6にする為、2日がかりでOS・アプリケーションの再インストールと既存HDDからのデータ転送、それにフォルダ等の再編成を実施。

 実容量の総計が68GB強に到達し、しかも速度が実質的にCheetah X15と同等以上(シークはX15が未だ最速の様だが、それ以外は10k.6の方がキャッシュ容量やプラッタ密度等の関係で上回り、同様にプラッタ密度のお陰で36ESはX15とほぼ並ぶ)のHDDで揃ったお陰で、このマシンは非常に快適になった(喜)。

 無論贅沢を言えばきりがないのだが、現状で出来る限りの事をやったので、当分はこのままで推移する事となろう。

 

 なお、新筐体はメンテナンス性良し、冷却性良しの優れものであった(喜)。

 さて、旧筐体はどうしたものか・・・。

 

 そういえば32MB SIMM 2枚を64MB SIMM 2枚に置き換えて192MBになったPC-9821Ra300/M40だが、Windows 2000の挙動が格段に軽くなった。

 やはり98をWindowsで実用に供するには、(今ならば)160MB以上の実メモリ搭載が必須のようである。

 

 P.S.祝!阪神タイガース リーグ優勝!!

 

西暦2003年9月16日 “64bit 66MHzの威力”

 色々考えた末、GMA-4020B(DVD Multiドライブ)をマシン本体内蔵にしてATAPI接続に切り替え、USB2.0+IEEE1394複合インターフェイスカード(ノイズ源であり、しかもIRQを大量に消費する問題の一品)を外し、その空きスロットに64bit PCIスロットに挿してあったMTV3000Wを移設。

 で、再組み立て後起動してファイル操作を行ったところ、転送速度が劇的に向上(33MHz時に1時間以上かかると表示された大量のJPEG画像ファイルコピーが僅か5分で終了した)し、驚く羽目に陥った。

 ・・・どうやら、64bit PCIにMTVを挿していた為にPCIバス速度が33MHzに低下(これは既知の事実である)して、同じ64bit PCIバスにぶら下がるASC-29160のパフォーマンスが著しく低下していたのが、MTVを外して66MHz駆動になったお陰で本来の性能をフルに発揮できる様になったのが原因であるらしい(汗)。

 Adaptec製Ultra 160 SCSI対応SCSIコントローラが揃って64bit 66MHz駆動時にのみその真価を発揮する事は、以前からあちこちで指摘されていたのだが、正直ここまで劇的にパフォーマンスが変わるとは思わなかった。

 そんな訳で、ASC-29160/39160をお使いの方には64bit 66MHz PCIスロットでの使用を強く強く推奨させていただくとしよう。

 

 ・・・そういえば、以前愛媛県今治市在住の某Ty先輩に片チャネル死亡(但しもう1chは完動)のASC-39160を差し上げたのだけど、良く考えると先輩宅のPC/AT互換機はSocket 7マシンだった様な・・・(汗)。

 以後、当方が多忙を極めたこともあって先輩とは音信不通なので、果たして先輩がどの様にあのカードをお使いになっておられるのか(あるいは使用を諦められたのか)、ちょっと気になるところではある。

 ・・・そういや先輩、Cheetah X15繋ぐって仰っておられたよなぁ・・・(大汗)。

 

西暦2003年9月17日 “USB2.0”

 AT新1号機に挿す為に、玄人志向のUSB2.0N-LPなるカードを購入。

 NECの新USB2.0コントローラ(μPD720101)を搭載するカードの中で、一番安かった(但し姫路市内での話なので、余所でどうかは知らない)のと、ロープロファイル仕様ながら外部4ポート、内部1ポートという搭載チップの仕様で許される最大ポート数を実装してあった事から購入を決めたもので、お値段は税抜で\1,800であった。

 ま、安いVIAチップじゃなくて前モデル(μPD720100)比30%スピードアップというふれこみのNEC製最新チップ搭載、しかも使うかどうかはともかくロープロファイルPCI対応ブラケットも付いてこのお値段なので、今の段階だったら妥当ではないかと思って選んだのだが、帰宅後ロープロファイルで4ポートというのが実はかなりぎりぎりな設計である事を思い知らさせられる事となった(苦笑)。

 というのは、USBのコネクタの幅が筐体の拡張スロット部に設けられた開口部の幅ギリギリで、ブラケットの固定位置をかなりきっちり決めてやらないとUSBコネクタが差し込めない(汗)為で、安さには理由がある事を痛感させられた(苦笑)。

 余談だが、μPD72010x系のUSB2.0コントローラがIRQを3つも消費するのには閉口させられている。

 OHCI(USB1.1)*2とEHCI(USB2.0)*1で合計3つのコントローラを1チップに内蔵しているのがその理由なのだそうだが、お陰でMTV3000WがIRQシェアリングの対象とされないようにする為に、カードを挿す位置の決定にはかなり悩まさせられる事となった。

 結局Tiger MPXに4本用意されている32bit 33MHz PCIスロットの内、一番上(これだけがオンボードデバイスとIRQを共有しない)にMTV3000W、次にUSB2.0N-LP、それからAudigy、そして一番下にDIGI96/8PSTという順番になったのだが、実は下2本の順番入れ替えも不可で逆にするとAudigyのIEEE1394コントローラがMTVとIRQ共有されてしまう事になるから、つまりこの4枚を使う限りこれ以外の組み合わせは不可能という訳である。

 この辺の不寛容はPCIバスの割り込み共有メカニズムが抱える宿命であるから是非もないが、面倒な話ではある。

 

 そういえば、この買い物のついでにジャンクでPC-98DOのキーボードを入手した。

 これが98用キーボードの中でもちょっと特殊な仕様である事は以前聞いていたのだが、いざ実物を手に取ってみるとかなり変だ(苦笑)。

 基本は名作の誉れ高いPC-9801Rシリーズ用キーボードである様なのだが、VM互換故かVF1〜5キーが省略され、「カナ」と「CAPS」キーがロック機構付き(押し込んだら戻らず、もう一度押す事でロック解除される)のスイッチに変更されているというハードウェア仕様上の相違があり、更にソフト的にはGRAPHキーが88互換モード時に88のPCキーとして機能する(らしい)という特徴を備えており、なるほど、これを壊したり無くしたりするとDO/DO+ユーザーは困る訳である(苦笑)。

 もっとも、私はDO/DO+を持っていないので、これは完全にコレクターズアイテム(爆)なのだが・・・。

 

西暦2003年9月20日 “2型43号”

 2型43号、何故か竣工。

 3型1号(xhtml1.0準拠)の作業を放り出してそれはどうか、という話もあるのだが、気になった部分を細々といじったので。

 主な変更点は

EP-61BXC-A
FW-6400GXR/150/WS
SUPER PIIIDME
S1837UANG Thunderbolt
S1867DLU3AN Thunder 2500
S2466N-4M Tiger MPX
XGA-2
PC-9821Xa7/9内蔵グラフィックアクセラレータ
Millenium
Millenium II PCI 4MB
WGP-FX16N
GA-VDB16/PCI
GA-SV432/PCI
IFC-DP
DC-390F
DC-390U2B
SIDE-2935UW
IOI-9100UW
IOI-A100U2W
AHA-2940UW
AHA-2940UW PRO
AHA-3940UWD
DIGI 96/8 PST
Sound BLASTER Audigy Digital Audio
SOUND TRACK YMF-754 i-PHONE DiGiTAL XG GOLD
X680x0の記憶
台車から見た下津井電鉄の車輛
下津井電鉄の電車についての略解
井原鉄道IRT355の印象

の内容追加訂正など。

 まぁ、本当に細部の修正が多いが、中にはSOUND TRACK YMF-754 i-PHONE DiGiTAL XG GOLDの様に入れ物だけ用意して肝心の中身を書き忘れていた(爆)ページもあったりするので、一応注意してごらんいただきたい。

 

西暦2003年9月21日 “IOI-A100U2W”

 PC-9821RvII26/N20にDDYS-T18350Nを入れようとした所、IOI-A100U2Wとの相性かフォーマットが出来ず、それどころかフォーマット失敗後はそれが邪魔をしてシステム起動さえ出来なくなることが発覚し、悩む。

 結論から言うと、AHA-2940UWに差し替えると何事も無かったかの如くフォーマット完了している事と、同じくINIC-1060Pを搭載するCHANPON3-PCI でも全く同じ症状が出ている事から、この問題はINIC-1060PチップあるいはそのBIOS(CHANPON3用98BIOSでもIOI-A100U2W用にかつて提供されていたAT/98両用BIOS(Ver.1.03D)でも同様に異常が発生した)とDDYS-T18350Nを含むUltraStar 18LZXシリーズとの相性に原因があるものと推測される。

 ま、Initioチップはハマると確かに速いがSCSIコマンドがらみで色々問題があり、特にMOドライブやRPC-1のDVD-ROMドライブ関係ではトラブルが続出した(ソフトウェアDVDプレイヤー(例えばWinDVD)で一部の機種がまともに認識されない、一部のソフトウェアDVDプレイヤーで特殊操作をするとシステムがハングする、など)事が知られているのだが、よもやまさかDDYSでフォーマット出来ないなどとは夢想だにしなかった(苦笑)。

 そんな訳で、次にHDDを自分で買う時はやはりSeagateのSCSI物にしよう、と固く誓った事であった(笑)。

 

西暦2003年9月22日 “IOI-A100U2Wの死亡”

 昨日書いたIOI-A100U2Wだが、AT互換機新1号機に挿してBIOS書き換えをしようとしたところ、BIOS書き換えツールに「INI-A100U2WはPCIバス上に存在しない」とエラーを返され、どうやらお亡くなりになったらしい事が判明した(涙)。

 今の所原因は不明だが、結果的にDDYSにつないであれこれ要らん仕事をさせたのが寿命を縮めた、という事になりそうだ。

 CHANPON3-PCI がディスコンとなった(らしい)今、98でブートHDD接続に使える(可能性のある)Ultra 2 Wide SCSI対応PCI SCSIカードはどれもディスコンで、中古市場でI-O DATAのSC-U2PCI系(LSI Logic 53c896搭載)や先に挙げたCHANPON3-PCIを探すか、さもなくば流通在庫で残っているRatocのREX-PCI34(INIC-1060P搭載。ちなみにAT用とMac用があるが、Mac用はAT互換機用のUltra 160 SCSIカードと同等以上の物凄い値段で販売されているのを実見している)を泣く泣く買うかのいずれかを選ぶ必要がある。

 RvII26での利用を考えた場合、一番望ましいのはREX-PCI34(or INI-A100U2W互換カード)、次点がCHANPON3-PCI(共にINIC-1060PだからDDYS問題は起きるが、正しく動作する状態でのHDDアクセス性能の高さはやはり捨て難い。なお、多機能で便利な筈のCHANPON3-PCIが次点なのは、RvII26等の98SMPマシンで利用する際にオンボードのUSB2.0コントローラがUSB1.1でしか動作しない為である)、3位がSC-U2PS、4位がSC-U2PCIとなるのだが、REX-PCI34を除きどれも中古市場ですら入手困難と化しつつあり、REX-PCI34でさえ「たまたま」流通在庫を見た、という程度でしかないから、正直言って先行きは暗い。

 そもそも、PC-98対応のUltra Wide SCSI SCSIカードでさえ絶滅寸前(SC-UPCIは2003/03/31生産終了、REX-PCI32も既に出荷完了で、AHA-2940UWを含めてこちらも流通在庫か中古に頼らざるを得ない)という有様なのだから、これから98をパワーアップしようとするのは非常に困難という事になる。

 取りあえずキープしてあったAT/98両対応BIOS(Ver. 1.34.3J:恐らく98対応としては最終バージョン)搭載版のAHA-2940UW(コントローラチップに“AHA-2940UWJA”の表記のあるラベルの貼られていた日本市場向けリテール版の後期モデル)を挿してしのいでいるが、さてこれからどうしたものかねぇ・・・(溜息)。

 

西暦2003年9月23日 “次善の策”

 悩んだ末、神戸の祖父地図で残っていたCHANPON3-PCI を購入。

 帰宅後RvII26にAHA-2940UWと共に挿してWindows 2000を起動し、ドライバをインストールしてから再起動、それからDOSでBIOS書き換えを実施して一端電源を落とし、AHA-2940UWを抜いてケーブルを繋ぎ直してから再度電源を入れる、というプロセスを経てSCSIカード交換を完了。

 ・・・どうやらDDYSでもフォーマット以外は問題なく動作する様だ(安堵)。

 DDYSは流石に腐っても10,000rpm級(苦笑)だけあって7,200rpm級のDNESとは比較にならない位高速で、格段に高速なCPU(RvII26は恐らく既にご承知の通りPentium II 300MHz双発が最速で、現状では冷却等を考慮して単発で動作させているのに対し、Ra300にはPentium III 800MHzを搭載して533MHz駆動で利用しているから、SSE命令や内蔵キャッシュの構造相違等に起因する性能差を考えると2倍以上の実効性能差が存在する筈である)を搭載するRa300と比べてもかなり快適である。

 ま、RvII26のチップセットはChampion 1.0で、Ra300のIntel 440FXと比べてかなりメモリ性能が高いのも寄与しているのじゃないかと思うが、HDDアクセスする度に小気味良いレスポンスが得られている所を見ると、やはりディスク性能が効いているものと思う。

 実際、AHA-2940UWとCHANPON3-PCIとでは全く同じ環境でありながらディスクの反応速度がまるで違っており、Ultra 2 Wide SCSIの利用は今や鈍足なPC-9821シリーズでさえ有効に機能する事が判る。

 それだけに、各社が98で利用可能なUltra 2 Wide SCSIカードを生産完了にしてしまったのが口惜しくてならない。

 

西暦2003年9月24日 “愚かなメール”

 anchanなる人物から“南海ファン一同の意見!”なるメールが届く。

 以下にその内容(全文)を示す。

 

 >お前南海50000系のスタイル悪いとか侮辱する発言しとるやんけ!おいゴルァ!

 >鉄道研究にはまってる?!趣味だ?!なめとんちゃうぞ!

 >お前みたいな腐れ野郎はトイレ掃除でもやってろ『へっ』

 

 少なくとも、私としてはこれが“南海ファン一同の意見”だとは思いたくない。

 私が南海50000系の造形に対して否定的な見解を示す(このメールを読んで改めてこの交信記録の過去の履歴を確認したところ、西暦2000年5月27日の項で書いていた事を確認した。なお、この見解は今も変わりはない)のは私自身の美的感覚に基づく個人的な意見の表明(日記において意見を記するというのはつまりそういう事だ)であるが、この自己の意見と異なる意見に対して(単にそれが自身の意見と異なるというだけで)威嚇的且つ感情的にヤクザまがいの下劣な文言を送りつける(ところでこの手の輩というのはどうして“一同”などと自分の個人的な主張がさも多数意見であるかの如く装いたがるのだろうか?)様な愚かな行為に及ぶ人間が、果たして自身の主張するような「南海ファン」でありうるものなのだろうか?

 私は南海についてはあの流麗なモハ20001系「こうや」(この電車の乗車経験は私にとって恐らく一生の宝である)や端正且つ力強いモハ2001をこよなく愛し続けているのであるが、そういう人間が東急車輌の手がけた30000系や50000系の造形を目にして抱いた感情がどの様なものであったか、果たして彼(ないしは彼女)に理解できようか。

 そういう人間がいる事を理解せず、また過去の歴史に何も学ぼうとせずにこの様な暴言めいた無礼なメールを送りつける者の無知蒙昧と致命的な想像力の欠如を私は悲しむ。

 むしろこの種のメールを(私と同様の意見を表明した人間に対して)送りつけることで、彼(あるいは彼女)の言う“南海ファン一同”あるいは南海電気鉄道や50000系“ラピート”そのものに対する好意が失せる/評価が低下する事になるとは考えないものなのであろうか?

 まあ、この手の馬鹿者は何時の世も絶えないものだと思うが、何度も相手をするのは不愉快であるし、こちらもそれほど暇ではないので、再犯防止の為にあえて見せしめとしてここに掲載しておく。

 

西暦2003年9月26日 “AT新2号機”

 AT新1号機で新しい筐体を導入した際に余剰となったIW-S800-ATXを活用してAT新2号機を組み立て。

 ちなみに機器構成は以下の通り。

 

 Mother Board:FW-6400GXR/150/WS / FREEWAY・A-TREND

 CPU:Pentium III 800MHz(SL4MA) / Intel (Slot1→Socket 370変換アダプタとしてPL-iP3/T Rev.2.0 / Power Leapを使用)

 RAM:PC100 CL=2 Unbuffered SDR-SDRAM 128*4=512MB

 Graphic:Millenium G200/SG / Matrox

 SCSI:AHA-2940UW / Adaptec

 Sound:Audio Cyclone SP410D (Rev.A) / MINTON

 LAN:LD-10/100S / ELECOM

 USB 2.0 + IEEE1394:SD-COMBO-02 / SYBA

 HDD:DNES-309130W / IBM

 DVD-ROM:SD-M1201 / TOSHIBA

 Keyboard:SMK-8851 / SMK

 Mouse:WheelMouse Optical / Microsoft

 Case:IW-S800-ATX / InWin

 Power Supply:DPS-200PB-67 /DELTA Electronics (for PC-9821Ra300/M40 / NEC)

 

 これは今更どうという事のない構成だが、それ故トラブルも殆ど出ず(PL-iP3/Tの電圧設定を間違えて動作不安定になるというポカミスはあったが)、快調に動作している。

 まぁ、多少癖はあるが440GX搭載のマザボにAHA-2940UWを挿すという鉄板構成(笑)なのだから安定動作して当然かとも思うが、それでも98の低速なのに慣れていると感動的な速さである(爆死)。

 なお、グラフィックカード(G200)は後輩M君からの借り物(多謝)で、SGRAMが8 + 8 = 16MB構成となっている。

 

西暦2003年9月27日 “LANの速度”

 AT新2号機の運用開始。

 ・・・うむ、やはり有線LAN接続は速くて良いなぁ(苦笑)。

 設置場所がルーターから離れた部屋で、しかもドア等の隙間を通す関係で平らなケーブル(ELECOM製。一応「カテゴリ6対応」という事になっている)を15m引き回していて敷設作業は結構厄介だったのだけど、これだけ快適ならやった甲斐があるというものだ。

 次の目標はハブを介した家庭内LANのギガビットイーサネット(GbE)化だが、肝心の光回線が、「ルーターが100Base TXで充分」という速度でしかない事を考えると過剰投資になる可能性が高いから、収支について慎重な検討作業を要する。

 これについては98とAT新1号機間でGbEをクロス接続で実現する、というのが現時点での最も賢明な現実解(なお、これは既に一度実施済みである)だと思うが、今後ファイルサーバを用意する時には、応答速度の問題を考慮するとあえてこれを実施する必要が出よう。

 ま、100Base TXでも理論値12.5MB/s、実効値でも8MB/s程度の転送速度は得られると思うので、当分は今のままで良い訳だが(苦笑)。

 極論すれば、各マシンがLANでつながってさえいればそれで良く、速度問題は二義的な問題でしかない、というのも確かである。

 ただ、GbEのあの洒落にならないファイルコピー速度を体験してしまうと病み付きになってしまうのも否定出来ない事実な訳で・・・・・・。

 

西暦2003年9月30日 “サークル”

 大学時代の所属サークルの一つであったS-fan(岡山大学SFぶんがくファンクラブ)のサイトのリンク集からかなり後輩に当たる熊猫君(大戦に間に合わなくて実質的にエアレーサー以外では活躍できなかった、あの優秀なGrumman製レシプロ艦上戦闘機の愛称でルビを振るべきか。ある特殊なジャンルの小説を愛好する人物で、恐らく何度か学生会館で会った事がある)の熊猫小屋なるサイトに辿り着き、そこで彼の日記を読んでいきなり暗澹たる気分に陥る。

 ここ何代かS-fanは組長(代表の事をこのサークルではこう呼ぶ)に恵まれず、かなり無茶苦茶な状態が続いていたらしいのだが、まさか脱退者がそんなに大量に出ていたとは思わなかった。

 まぁ、正直先輩としてそれはどうかと思う後輩が組長をしていたという問題は、私が知っている段階で既に発生していた(最大の問題はその彼しか適任者に見える人材がいなかった事だ、という話もある)ものであったし、その状況の醸成に自分が少なからず関与していたのも事実なので偉そうな事はとても言えた義理ではないのだが、それが創作意欲のある人間の離反を招いているのであるならば、それはもうあのサークルにとっては惨劇以外の何物でもない。

 既に岡山を離れて久しい私がどうこう言っても仕方の無い事なのだが、学生会館に顔を出しているOBはもう少し後輩たちの状況に気を遣ってやるべきでは無かったろうか。

 私自身、もう一つの所属サークルであった鉄道研究会で会誌制作を巡って絶望的としか言えない悲惨な状況(あの惨めさ、あの屈辱はここではとても書き尽くせない。会誌作成が自分の言い出した事でなければ、私はとうの昔にあの会を退会していただろう)を体験していただけに、彼の日記の記述はとても他人事とは思えなかった、というのもあるが、他のサークル関係者諸君には彼の脱退は(短期的にはどうか知らないが長期的に見ると)サークルにとって非常に大きな損失である事は是非認識して欲しいと思う。

 無論、これは既に「終わってしまった」話であるし、今更私がどうこう言っても始まらない事ではあるのだが(苦笑)。

 

 RSBC-ML(「佐藤大輔ファンクラブ」のメイリングリスト)で少し話題になっていたので、トクマノベルズ版「征途 1 衰亡の国」(当然1993年の初版)と、先日出たばかりの徳間文庫版「征途 上 衰亡の国」を取り出して、問題の部分を比較してみる。

 ・・・・・・確かに、両方とも「シャトル・コロンビア」だ(大汗)。

 10年前の時点ではチャレンジャーの事故の記憶が生々しく、コロンビアがああなるとは誰も予測していなかった筈なのに、何故彼はあんなに堂々と、「アメリカの宇宙計画に与えた影響からすると、シャトル・コロンビア以上です−何しろこいつは、都市部におっこちましたからね」(トクマノベルズ版、徳間文庫版共にP12より)等と書けたのだろうか。

 彼の予言(正しくは緻密なシミュレートの結果としての予測)の正確さは定評がある(湾岸戦争やソビエト連邦崩壊の際に予測を非常な高精度で的中させたのは広く知れ渡った話である)が、よもやまさかこれもその種のシミュレートの産物だったのであろうか?

 だとすればこれは空恐ろしいシミュレーション結果という事になるが、幾ら何でもそれでは話が出来すぎ(苦笑)で、恐らくは全くの偶然の産物なのだろう(と思いたい)。

 だが、それにしても空恐ろしい的中ぶりである(笑)。

 

西暦2003年10月1日 “ミラーサイト”

 RetroPC.NETのMolice君のご厚意で、彼の所のサーバ上で領域を提供して貰える事になった(多謝)。

 で、彼からは「移転しちゃえば?」とも言われたのだが、完全移転となると色々面倒なので、段階を踏む事にして、まずミラーサイトを置いておく事とした。

 ちなみに彼によれば「単に俺がurlを覚えやすくて便利なのでretropc.netにあれこれを集めているという説ありw」との事なのだが、鉄道関係が半分以上を占めるこのサイトを実質レトロPCコンテンツオンリー(に見える)サイト(それも有名どころばかり)だらけのRetroPC.NETサーバに置くというのもどうかという気はする(汗)。

 無論、大家さんが良しと言っている(「レトロが含まれてりゃいいんだ要は」との事)のだからそれはそれとして有り難くご厚意は受けるのだが(苦笑)。

 そんな訳で、当面はhttp://retropc.net/yasuma/でもほぼ同一内容でサイト公開の予定であります。

 只、現在鋭意記述作業遅延中(大汗)の3型については容量の都合(現時点で既に一杯一杯である)もあってRPNの方でのみの公開となると思うので、ブックマーク等についてはそちらの方に移動される事を一応お勧めしておく。

 無論、3型1号竣工の際には誰もロクに見ていないと大評判(死)の現行サイトトップページから3型のリンクを貼っておくし、こちらの2型トップページでもご案内は実施する予定(当然このページにも書く)なので、基本的には問題ないと思うが。

 

 ・・・こういう場合でも相互リンク先の方々にサイト移転のご案内出すべきなのかなぁ。やはり。

 

西暦2003年10月2日 “FM TOWNS II Fresh・E、襲来。”

 昨日に続きMolice君ネタ。

 今朝寝ていたら宅急便が着払いで荷物を配達してきた。

 発送人はMoliceの人で、中身は富士通FM TOWNS II Fresh・E(本体だけ)であった。

 ・・・TOWNS未経験者にキーボードもマウスも無しで本体送りつけて、どないせぇちゅうんじゃ!

 まぁ、幸か不幸かディスプレイは31KHz以上対応の分でOKだそうだし、SIMMも普通の72ピンSIMMでOK(パリティ無しの80nsより高速な分なら問題無しだそうな)、HDDもSCSIで8.4GB以下の容量ならOK(8.4GB以上はTOWNS OSで領域確保できないらしい)、という事なので思ったよりは潰しが利きそうなのだが、正直キーボードとマウスが無いのだけは参った。

 聞けばキーボードはFM-R用でもOK(マウスもキーボードのコネクタに接続するのはFM-R用でOKらしい)との事なんだが、さて、何処で調達した物か・・・(溜息)。

 

西暦2003年10月4日 “廉価版の廉価版たる所以”

 例によって薙澤君経由(謝)でSapphireのRADEON 9800SE 128M DDR V/D/VOを入手。

 RADEON 9800の低クロック(コアクロック325MHz メモリクロック500MHz)機能限定版(バス幅を256bit→128bitに、シェーダーユニットを8基→4基に、それぞれ半減など。それはRADEON 9600と言うのではないのか? という突っ込みはこの際無視)で、そのまま正直に使えば凡庸(それでもこれまで使ってきたRADEON 8500(メモリクロック550MHz)よりは余程高速なあたり、技術の進歩の早さを思い知らさせられる)な代物なのだが、某OmegaDriverを使用すればMOD設定でRADEON 9800/9800PRO相当(基本的に搭載メモリの性能に依存する。ちなみに私が手にしたのは3.3nsでBGAパッケージのDRAMチップが実装されており、冷却系の性能も勘案すると通常状態ではコアクロック351MHz メモリクロック566MMHzあたりが精一杯の様だ)として使用可能という話で、実際に件のドライバをインストールするだけで別に何のオーバークロックもしないのに3D関係の描画速度が劇的に跳ね上がった(苦笑)。

 要するにドライバレベルで無効扱いになっていた256bitバスや4基のシェーダーユニットが有効化されたのがそれだけ効いている(理屈から言って当然だろう)という事なのだが、何だかなぁ、という感じではある。

 本来の正規ドライバじゃ速度が覿面に落ちるので、パフォーマンスを維持しようと思ったらOmegaDriverを入れ続けるより他はない、というのが何となく嫌なのだが、正規のRADEON 9800/9800PROは法外な値段なので、そちらに買い換える訳にはいかないから、結局は現状維持という事にならざるを得ない。

 ま、所詮廉価版は廉価版という事か(苦笑)。

 

西暦2003年10月5日 “RADEON 9800PROのお値段”

 店頭でATiリテールBOX版のRADEON 9800PROの価格を見て、卒倒しそうになる。

 税別\54,800って・・・9800SEの倍以上やん、この値段(大汗)。

 無論9800SEのオーバークロック状態が正規クロックとなるので安定性は全然違うだろうし、何よりATi正規リテール版にはあの素晴らしいATi DVDプレイヤーの最新版が付属しているので、その辺の値段を考えると4万程度の価値は(今ならば)あると思うけど、税込み約6万というのはちょっとやり過ぎでは無かろうか。

 ライバルのGeForce FX5900Ultra搭載カードもやはり同程度の価格が付いている所を見ると、何となくロクでもない作為の存在を疑ってしまうのだが、それにしても高価に過ぎやしないだろうか?

 ま、それでも買う人間がいるからこそ、そういう価格設定になっているのだろうなぁ・・・(溜息)。

 

西暦2003年10月6日 “XP転じてMPと成す”

 MTVでキャプチャしたファイルの編集や再エンコード・フォーマットコンバートであまりにも時間がかかるのに業を煮やして、朝から半田ゴテを握ってAT新1号機のAthlon XP 2400+に少々手を入れ、無事MP2400+化に成功。

 果たして上手く行くかどうか不安だったが、こんな感じになった。

 本音を言えば、こんな馬鹿な事はせずに素直にMP2400+が2つ欲しいところだが、財政的に厳しい昨今の情勢からすると、MP化を実現するブリッジを発見された先人の知恵に縋る他は無いのである(合掌)。

 ちなみに、Dual化に必要なもう1つのCPUクーラーは昨日バルクでCanopusのFirebird R7を安く買ってある(既搭載のAthlon XP 2400+(MPにした分)にはR7+を梅田のヨドバシにて新品でウン千円出して買ったのを付けてあるのだが、今回買ったこれは何と\980であった(涙))ので、後はAthlon XP 2400+をもう1つ買って(あくまでMPは買わない(笑))、同じ加工を施せばOKである(苦笑)。

 

 ・・・とか言って昼にAthlon XP2400+をもう一つ買って来てMP化に挑んだのだが、今度は物の見事に失敗(起動時のBIOSチェックでnon-MP Processorがどうのと言って強制的にユニプロセッサモードに設定されてしまう=MP化失敗)、折角買った新品のXP2400+は起動途中で必ずコケる謎のAthlon XP 2600+(BIOSではそう判定されているらしい)もどきになってしまった(号泣)。

 ちなみに敗因はAthlon XPのコアが載っている基板部分の材質で、新しいタイプの緑色の基板の場合、以前の葡萄茶色の基板の物に比べて作業の難易度が格段に跳ね上がっている、という事を後で知った(爆死)。

 ・・・つまり、その辺の情報収集の不足も敗因であった訳である。

 

 動かない物はどうにもならないので素直に諦め、再度近所のパソコンショップへ足を運んで今度は正規版のAthlon MP 2400+を購入(涙)し、帰宅後Firebird R7と一緒にマシンに組み付け。

 流石に今度はごく自然に起動したのだが、何故かWindows 2000 Professionalがマルチプロセッサモードではなくユニプロセッサモードで動いている(大汗)。

 よくよく考えてみるとこのマシン、最近OSを再インストールしたばかりでこのシステムはデュアルで動いた事が一度もなく、そういう場合は手動でマルチプロセッサのHAL(Hardware Abstraction Layer:ハードウェア抽象化階層:Windows 2000/XPを含むNT系OSの根幹を支える重要な技術で、NTが内部的に仮定する抽象化マシンの備える基本機能の定義と、その機能と実際にOSがインストールされるマシンの備えるハードウェアとの橋渡しをする。具体的にはACPI等の電源管理やマルチプロセッサ対応の有無などがこのHALによって決定される) を選択してやらねばならないのを思い出した(苦笑)。

 そこで、必要な設定を行ってからマシンを再起動。

 ・・・今度は正しくSMP動作している(安堵)。

 で、それから色々試したのだが、流石に動作の軽さというかキレが全然違う。

 やはりこのマザーボード(S2466N-4M Tiger MPX)はAthlon MPをDual構成で動かしてこそ意味がある機械なのだ、と改めて思い知らされた。

 気のせいかも知れないが、シングルCPUでもXPを同じクロックのMPに置き換えるだけでも挙動が微妙に違ってくるのだから現金な話で、 それだけでもメーカーの言わんとする所が知れようというものだ(苦笑)。

 恐らくこの組み合わせがAT新1号機としてのこのマザーボードの搭載CPUの最終到達点となろうかと思うが、果たして「次」に手を出す余裕があるのだろうかねぇ・・・(苦笑)。

 

西暦2003年10月7日 “リテイル”

 思うところあって、AT新1号機のCPUクーラーをCanopus Firebird R7/R7+からAMD純正品に交換してみる。

 AMDがAthlon系CPUのリテール品に同梱するCPUクーラーは、MP1900+を買った頃は出来の良くない台湾製(ファンの青い奴)で、それはもうひどい爆音を立てて回っていたのだが、今回はMP2400+、XP2400+の双方とも前よりは余程マトモな造り(銅製のベースにアルミフィンを植えたタイプで結構重く、しかも造りの良いファンが載っている。薙澤君によればDelta製の由)で、クリップがひどくはめにくい構造(心臓に非常に悪い)なのは相変わらずだが、動作させてみるとFirebird R7系より静かでしかも冷却性能もまずまずだったので、Firebird R7を外してAT新1号機に装着を決定。

 クリップ固定で手間取った(この点、Firebird R7は他の点はともかく、着脱が抜群に容易でしかもCPUコアを痛めにくい設計であった事は特筆すべきであろう)が、実際に装着して動作させてみると、はっきり差が判るレベルで騒音が低下した(喜)。

 そういえば最近Socket 462用CPUクーラーを店頭で見かける機会が減ったが、なるほどリテールの付属品がこのレベルになればオーバークロックとか静音がどうのとか言わねばこれでOKという事なのだろう。

 逆に言えば、前の付属クーラーはそれほどひどい出来だったという事なのだが(苦笑)。

 

 夕刻、某通販サイトで注文していたFM TOWNS用キーボード&マウスが届く。

 TOWNS用キーボードにはJIS配列と親指シフト配列の2系統があって、更にテンキーの有無やALTキーの有無等で細分されるのだが、今回購入したのはFMT-KB107というJISでALTキーとテンキーの付いたフルサイズのキーボードで、濃いグレーで割とマトモなスイッチが付いているというので買ってみた(笑)。

 また、マウスはFMT-MO101という初代付属の通称「キノコマウス」で、これはその店に在庫していたのがこれだけだった為に消極的に決定(爆)したものである。

 で、届いて意外だったのが、件のキノコマウスが思いの外持ち易かった事で、正直現役当時何故あんなに不評を買ったのか不思議でならない。

 逆の意味で意外だったのがキーボードのタッチで、IRCで某たけがみりう氏に聞いた話では「間違ってFMT-KB1071をゲットして絶叫(違」との事で、FMT-KB107はまだマシ、との話だったのだが、確かにDESKPOWER登場前後の暗黒時代(爆)の産であるFMT-KB1071に比べたら遙かにマシなんだとは思うが、黄金期のメカニカルキーボードを毎日さわっている身としてはこれは辛いかも知れない(苦笑)。

 ま、折角のメカニカルスイッチ搭載でも何故かタッチが良くなかったX680x0用キーボード(PRO系除く)と比較して考えれば、こんなものなのかも知れないのだが・・・。

 

西暦2003年10月9日 “王の帰還”

 引っ越し以来、実に2年半の長きに渡り倉庫で放置状態だったX68030(CZ-500CB)の本体及びキーボード&マウス(スピタルのIVR-68)と、LDプレイヤー(LVD-Z1 / KENWOOD)を救出し、自室に持ち込む。

 この部屋はこれまでAT新1号機、PC-9821RvII26/N20、PC-9821Ra300/M40、PC-9821As2/U8W、PC-H98 model U105-300、そしてFM TOWNS Fresh・Eと実に6台のPCが押し込まれており、たった1台しかないCRT(FlexScan E57T / EIZO)を取り合う(流石にAs2とH98は押入にしまっているが、残りは常時稼働可能な状態で待機中である)という非常に不細工な状況となってしまっていたのだが、これでいよいよ状況が悪化する事となった(汗)。

 無論、それを承知の上でのサルベージだったのだが、お陰で机の上の機材レイアウトを全面変更する仕儀と相成った。

 ケーブル長から許容出来る各機器の相互の位置関係、運用上望ましい配置、空冷に必要な空間、各種ケーブルの取り回し、CD-Rドライブ等やLDプレイヤーのトレイ繰り出し位置の干渉回避、キーボードの常時配置場所及びその場所におけるキーボードケーブルの取り回し、そして各機器の重量や構造強度などを総合的に勘案してレイアウトを決定するだけでも約2時間以上、実際に各種ケーブルを接続して動作確認を取るまでに約1時間、そして完全に片づけるまでに約1時間半と、実に5時間近い時間をかけて配置変更が完了した。

 その結果常用しているSONYのAXキーボードの周りに広い空間が確保でき、しかもLDプレイヤーやX68030(独特の形状のタワー型筐体なので、設置位置の決定で一番手間取った)を無理なく組み込めたので満足度は高いのだが、正直そう何度もやりたい作業ではない(苦笑)。

 後、PCの台数とCRTの入力端子数のアンバランスの問題はこれでは解決しないので、別途何らかの方策を講じる必要性がある。

 ・・・近い内にCPU切り替え機の類を用意しなければならないなぁ、これは(溜息)。

 

 なお、今回持ち帰ったLDプレイヤーは私が岡大に入学した94年の6月に、下宿崩壊の危機を招きかけた(その重みで新築のアパートを傾けかけた)為に泣く泣く手放した蔵書群の売却益を原資として購入した曰く付きの一品で、実は私個人の所有するオーディオ機器の中で最も定価の高価だった機種でもある(苦笑)。

 ま、古本屋の店内に天井まで届く段ボール箱の壁を築くほど大量の書籍を売りでもしなければ大学に入りたての学生には手が出る様な代物ではなかったのも確か(ちなみに定価\250,000を\200,000で購入した)だが、今見ても造りが良く古さを感じさせないのは流石で、長期的に考えれば非常に良い買い物であった。

 無論、父のP-2+D-2とCD-DAの音を聴き比べるとこちらが嫌になる、という程度の音質のものではあるのだが、一方で父が長年愛用しているLDP-900(SONYが作った最後のNTSC-LD専用機。有名な同社のMDP-999の一世代前にあたり、3ラインガラス遅延管Y-C分離フィルタ搭載(爆)という今となっては古色蒼然とした機構を備える)と比べるとその画質は飛躍的に向上(3D Y-C分離回路が搭載されており、LDP-900とは次元の異なる画を送り出す)しており、この辺の画質と音質の兼ね合いはCD/LD両用機種の設計の難しいところである。

 

西暦2003年10月10日 “Windows 95”

 FM TOWNS II Fresh・EでWindows 95を動かしてみる。

 

 ・・・・・・何の変哲も無い、只のWindowsやん。

 

 アーキテクチャというかハードウェア仕様の相違に起因する本当に微細な部分(例えばブート時の挙動であるとかDOSレベルでのCD-ROMドライバの設定であるとか)を除けばこれはPC/AT版・PC-9800シリーズ版と何の変わりもない、本当に当たり前のWindows 95(それも最初からServicePack 1適用済みである)で、FM TOWNSだから、という特別な点は(少なくともデスクトップ上には)皆無である(苦笑)。

 まぁ、それこそが統一規格アプリケーションランチャーとしてのWindowsの最大の利点であるのだが、成る程ここまで特徴が出せないのでは富士通がTOWNSを放り出してDESKPOWERに走ったのも無理はない(苦笑)。

 何しろ、Windowsマシンとして考えたら遙かに低コストで済む上に、自社でOS移植に費用を負担する必要も殆ど無いのだから・・・。

 古い話になるが、Windows 3.0が出た頃、FM TOWNSはMicrosoftの策定したマルチメディアPC規格であるMPC規格をほぼ標準装備のままで充足するという点で注目を集めた事があった。

 当時TOWNSの最大の敵(笑)であったNECのPC-9800シリーズは未だPC-9821が出ておらず、PC-9801シリーズやPC-H98シリーズを主力としていてWindowsへの対応が遅れていたから、そのままでMPC準拠を謳えるという点でTOWNSは大きなアドバンテージを持っていた筈なのだが、富士通はそれを充分生かし切れず、PC-98GSでの試行錯誤を経てシリーズ主力のPC-9821への全面移行という果断な戦略行動に打って出たNECにあっという間に追い付き追い越されてしまう、という非常に悲しい結末が待ち構えていた。

 このあたりのもたつきが無ければTOWNSももう少し延命出来たのではないかと思うのだが、FM-16β以来ハードはともかくソフトウェア、殊にOSに関しては場当たり的としか見えない方針転換を繰り返して来た富士通の体質を考えると、それも無理な話であった。

 むしろ、この場合はそんな会社が(DESKPOWERへの転換後に)Windows 95だけでも提供してくれた事に感謝すべきなのかも知れない。

 

西暦2003年10月11日 “増量あるいは代替”

 色々考えた末、AT新1号機にMaxtorの10,000rpm級Ultra 320 SCSI対応HDDであるATLAS 10k IVの36GBモデルを導入。

 これはMTV3000W導入以降、事前の予想通り(苦笑)HDD容量が逼迫する様になった事への対応が主目的だが、一方で導入から既に3年が経過してそろそろ疲れが見えて来た初代Cheetah X15を代替する、という目的もある。

 このX15は交信記録を読み返したら2000/09/15に購入(確かポン橋のファナティックで買った)しており、以後Cheetah 36ES導入まではシステムディスクとして、その導入後は仮想記憶領域を含むデータディスクとして、そうしてMTV導入後はキャプチャデータディスクとして、といった具合に正味3年に渡って酷使して来た。

 まあ、約5万円(今思うと良くそんな金が出たものである。この時は確か大学卒業直前の交通事故の賠償金で賄った)というそのイニシャルコストを考えたら、3年どころかメーカー側が保証期間としている5年の間はフル稼働してもらわないと困る気もするのだが、流石に3年も経つと、いかに当時世界最速の15,000rpm級HDDと言えども最新の10,000rpm級HDDと比べると性能的に見劣りする部分がかなり増えてそろそろ辛くなり始めた(また、直接性能には影響しない部分であるのだが、その発熱の大きさは複数台のHDDを専用ベイに格納するに際しては致命的大問題である)ので、DDYSの相性問題で悩ませられたPC-9821RvII26への転用が宜しかろうという事になった。

 久々のMaxtor=旧Quantum製HDD、それもMade in Japan品だが、別にSeagateに愛想が尽きた訳ではなく、単純に同容量のCheetah 10k.6を2台買うのが何となく厭だったのと、同世代の各社製10,000rpm級HDDの中でReadはこれが最速(と言ってもどの機種も大差ない性能は出ている)、というレビューを事前に読んでいた為である。

 無論、本当はCheetah 15k.3とか富士通のMAS(共に15,000rpm級)とかが欲しいけど、流石に36GBモデルで5万前後というのは(少なくとも今は)出せそうにないのでこうなった訳であるが、このATLAS 10k IVは電源投入→スピンドルモーター始動→回転数安定という起動プロセスで異様な動作音(最初は本気で壊れたのかと思った)が出る以外は非常に静粛で、しかも速い(体感ではCheetah 10k.6より微妙に速く感じられる)ので、満足度は高い。

 ATAであれば7,200rpm 80GB級でさえ1万円を切る値段で販売されている昨今、幾らUltra 320 SCSI対応の10,000rpm級とは言え僅か36GBのHDDに2万円以上の金を支払うのは酔狂が過ぎる、という意見もあろうが、こうして日常的にこういったHDDを使う様になるとWindowsというOSがいかにHDDの性能に依存しているかが痛感出来るのも確かで、高回転高速SCSI HDDの導入は下手にCPU等のパワーアップを繰り返すよりも余程効果的なのではなかろうかと思う。

 また、以前から何度も書いている事だが、純然たるSCSI HDDの強靱さというのは額面上のスペックからは見えにくい部分であって評価しにくいのであるが、X15が3年に渡る酷使に耐え続けている一方で同時期購入のATA HDD(MaxtorのDiamondMax Plus 40)がその1/3以下の使用頻度であったにもかかわらず1年と持たなかったという事実を考慮すると、少なくとも私にとっては、期間費用の観点でSCSI HDDはATA HDDよりむしろ低コストである。

 世間においてSCSI HDDが高価であると認識されているのは偏にそのイニシャルコストの莫大さ故だが、出すものを出さないと良いモノが作れないというのはいかなる技術革新をもってしても覆せない(仮定の話として、より廉価に製造可能とする技術が現れたとしても、それは恐らく高級機をより高性能に、あるいはより廉価に製造するのにも援用可能であろうから、結局の所短期的にはともかく長期的には相互関係を崩す程のものではない。また、そもそも余程特別な理由がない限り、安い商品が高級品を凌駕する状態を放置する様な会社は販売不振で倒産しても文句が言えない)厳然たる原理原則(「鉄の掟」と言い換えても良いかもしれない)であり、それが理解出来ない人間にはハードディスクやオーディオ機器(笑)に代表される機械製品の善し悪しを語る資格はない(断言)。

 取りあえず、SCSI機器を敢えて買う人々を愚者あるいは狂人呼ばわりする様な不届き者にはきっとSCSIの神の天罰が下るであろう(苦笑)、って事で一つ。

 

西暦2003年10月12日 “環境再構築”

 HDD交換の関係でAT新1号機とPC-9821RvII26/N20のWindows 2000環境を再構築。

 具体的にはAT新1号機に組み込んだATLAS 10k IVにWindows 2000を新規インストールし、各HDD間でデータの入れ替え/転送を行った後で必要なソフトのインストールを行って環境設定を行い、然るべき後にデータ等を抜いて空になったCheetah X15をPC-9821RvII26/N20に移設し、Windows 2000やDOS環境および各種データのインストール/転送を実施した後で不要なDDYSを抜いて完了とした。

 ・・・と書くと大した作業ではないのだが、何しろ転送すべきデータが膨大なため、丸一日がかりの作業と相成った。

 なお、この作業の過程でCheetah X15がRvIIのChanpon 3-PCIに接続した状態でDOSからノントラブルでフォーマット出来た事から、Chanpon 3-PCI上のDDYSでフォーマットが出来なかったのはやはり同機種とSCSIコントローラであるInitioのINIC-1060Pとの相性問題が原因であるとの結論に達した。

 

西暦2003年10月13日 “吸気冷却の弊害”

 最近読み出しが全く安定せず絶不調で使っていなかったPX-40TSUWを分解してみる。

 ・・・ぐげ、中がホコリで一杯だ(大汗)。

 駆動系も、ピックアップ部も、それからコントロール基板も、どこもかしこもホコリが詰まっており、成る程これではマトモに動作する事を期待する方が間違っている、との結論に達した(苦笑)。

 ホコリの堆積状況から推測するに、どうも外付け筐体(シャープの68用純正5.25インチMOドライブであるCZ-6MO1の筐体)に入れていた際に、この筐体の冷却ファンの空気の吸い出し量が筐体の開口部に比して過大で、それに伴って発生した筐体内の気圧低下(!)で内蔵したこのPX-40TSUWの隙間という隙間から空気を吸い出そうとした結果、細部にどんどんホコリが堆積していったものらしい。

 取りあえず、原因がはっきりしたのでブロアでホコリをことごとく吹き飛ばしただけで再組み立てしたが、この調子ならば同じ筐体に入れてあるCD-RドライブやDVD-ROMドライブの内部も似た様な状況に陥っているのではないかと心配である。

 只、幸か不幸かCD-Rドライブ各機はいずれもCD-ROMドライブに比して気密性が高い設計(書き込み中のトラブルを減らす為の当然の策である)でしかも自前で排気ファンを持っていたりするので、多分一番まずいのはDVD-ROMドライブなのではないかと思う。

 ・・・と、ここまで読んで、そんなに心配だの何だの言うならバラして調べりゃ良いじゃないのか? と思われた方もおられるかも知れない。

 それは全くその通りで、全機分解清掃が吉であるのは間違いがないのだが、実はCD-Rドライブ3台(をそれぞれ組み込んだCZ-6MO1筐体)はいずれも先日のレイアウト変更でCRTやら68やらの下敷きというか台代わりになっており、おいそれと取り出せない状況なのだ(汗)。

 また、この筐体は分解→ドライブ取り出しに最低でも11本のネジを外す必要があり、ドライブ清掃となるとそこから更に4本以上のネジを外さねばならない。

 つまり、1台あたり15本、3台で45本のネジを外さねば問題の解決は図れない訳で、これにDVD-ROMドライブとCD-Rドライブをセットで組み込んであるもう1台のCZ-6MO1筐体も含めると、実に64本ものネジを外して分解し、更にそれを元通り組み立てねばならない、という事になる。

 無論、今後機会を捉えて順次分解清掃を実施するつもりではいるのだが・・・・・・。

 なお、分解清掃後にAT新1号機に再度組み込んだPX-40TSUWだが、現在はそれまでの不調が嘘の様に快調に動作している(笑)。

 

西暦2003年10月14日 “HTML”

 先日moliceの人に依頼された某書籍のテクストのhtml化作業を延々実施。

 一通りは完成したのだが、ファイルサイズが大きくなり過ぎて(ソースだけで450KBオーバー)HTMLエディタの挙動がおかしくなったのでテキストエディタでソースを読んでみると、フォント指定で無駄なコードが満載(血涙)で、止む無くフォント指定の削除や無駄なテーブル指定の解除を手作業で行うこととした。

 ・・・何でこんなにいらんコード吐くんだ(絶句)。

 本当は作業を楽にしようと思って色々ツールを使ってみた筈なのだが、何かかえって仕事が増えた様な気がするなぁ・・・(苦笑)。

 

西暦2003年10月15日 “2型44号”

 2型44号、一応竣工。

 変更点は、

CHANGE-AGP2PCI
SUPER PIIIDME
S2466N-4M Tiger MPX
台車から見た下津井電鉄の車輛
下津井電鉄の電車についての略解

 程度で大した事はないが、“台車から見た下津井電鉄の車輛”は脚注新設で本文を読み易くしたつもりなのだがどうだろうか。

 脚注については既に“X680x0の記憶”でフレーム方式で導入済みだが、フレームも煩雑なので今回はページ内に直接組み込む形としてある。

 このあたりの損得勘定は結構判断に悩むのだが、書いている間は誰に訊くという訳にも行かないので、今回はこれで良しとしてある。

 これについてはご意見ご感想を募りたいので、掲示板なりメールなりで建設的な意見を表明していただけると幸いである。

 

西暦2003年10月17日 “謎の復活”

 AT新2号機のメンテナンス作業中に、ふと思いついて後生大事にとっておいたIOI-A100U2W(先日死亡判定したもの)を挿して電源を入れてみる。

 ・・・・・・何故SCSI BIOSの起動メッセージが表示される?

 しかも、Windows 2000が起動するとあのPnPによるデバイスドライバ組み込みシーケンスが起動してドライバインストールまで完了してしまった(大汗)ばかりか、一旦電源を落としてHDDをこちらにつなぎ変えて起動してみるとWindows 2000が問題なく立ち上がってしまった(爆)。

 ・・・どうやら、何かの拍子で正常動作していなかった内部ロジックが再び動作する様になったものらしく、トラブル発生/解決の原因が共に全く見えないのが非常に気色悪いのだが、そんな事より何より、これまで何度も書いて来た通りこれは非常に貴重なカードなので、その復活は本当にめでたい(喜)。

 というかあの時何も考えずに捨てたりしなくて良かったなぁ、マジで。

 

西暦2003年10月19日 “四半世紀”

 某資格試験を受験しに福崎の山奥にある某大学へ。

 行きは父に福崎駅前まで車で送ってもらってそこから送迎バスで会場へ向かったが、帰路は播但線で姫路まで出て、そこから家まで神姫バスというV字ルートを取った。

 試験そのものはまぁ、あんなモノなんだろうという事で片づけておく(苦笑)が、帰路の播但線は小学生の時に姫路−豊岡間を急行「但馬」で往復(しかも往路はキハ58系ではなく、DD51牽引の12系客車による臨時急行「但馬52号」だった)して以来およそ四半世紀ぶりの乗車で、何というか非常に衝撃的であった。

 まず、福崎駅でやってきた103系3500番台2連(ワンマンカー)に乗車しようとしたらドアスイッチを自分で押さねばドアが開かない(そういえばそういう仕様だった(汗))事にカルチャーショックを覚え、走り出してからはMT-55のこもった回転音に混じって聞こえてくるレールのジョイント音のピッチが異様に速い(それはつまりこの期に及んで25mの定尺レールをそのまま使っているという事を意味する)事に驚き、次に力行時のDT-33台車のあまりのピッチングのひどさ(つまりレールのみならず路盤そのものの状態も宜しくない訳だ)に愕然とさせられ、最後にふと見上げた車内天井に中吊り広告が一切無いお寒い有様に唖然とした(やけにすっきりしているなと思ったらこれである。只、もしかしたらワンマンカーという事で何か中吊り広告を行えない理由があったりするのかも知れない)事であった。

 103系3500番台は、どこかの103系編成から抽出されたモハ102-モハ103ユニットに対して通常のN40延命工事施工車に準じた仕様の車体更新工事と運転台取り付けを実施した上で播但線部分電化工事完成にあわせて集中投入した専用車で、M-M'ユニットによる全電動車編成というローカル線にあるまじき強力仕様(この世代の場合通常はMT比1:1で編成を組成するから、2連だと和歌山・福塩・宇部・小野田の各線同様に1M方式の105系とかが投入されるのが普通である)は、何気に連続勾配区間を抱える(なのに朝夕の通勤ラッシュが激しい)この線の特殊事情故のものである。

 ちなみに、この3500番台のアコモデーションは基本的には現行のN40延命工事施工車と同様で、いかにも関西風の高級感のある内装(これだけ見るととても元が103系とは思えまい)となっているのだが、寒冷地の閑散区間を走るワンマン対応車という事で前述のドアスイッチや整理券発行機が設置されている他、通常のN40工事施工車だと塞がれている連結面の窓が2枚とも固定窓化されて残置されているという目立たない特徴がある。

 只、どれだけ手を入れても足回りが無改造のままではせっかくのアコモデーションも台無し(これは113・115系のN40延命工事施工車も同様)で、こんなモノに手をかける位ならば早期に207系を入れて103系を淘汰した方が実は安くつくのではないだろうか?

 ・・・まぁ、それでもこんな代物でもキハ40系や疲弊しきったキハ58系のロングシート車が連なっていた電化前に比べたら余程マシだ、という意見もあったりするのだが(汗)。

 

西暦2003年10月21日 “2型45号”

 2型45号、何故か竣工。

 変更点は、

台車から見た下津井電鉄の車輛
FW-6400GXR/150/WS
IOI-A100U2W
AHA-2940UW
X68030 (CZ-500CB) 付属キーボード(DSETK0023CE04)
PC-9801RA2 付属キーボード
PC-9801DA2 付属キーボード
PC-9821As/U2 付属キーボード
PC-9821As2/U8W 付属キーボード
PC-9821Xa9/C8・Xt13/C12 付属キーボード(CMP-6A1V7)
PC-9821Xv13/W16 付属キーボード(CMP-6D0Y7)

の加筆修正と、

PC-98DO 付属キーボード

の追加など。

 ま、要するにキーボードを色々分解してみた訳だ(苦笑)。

 moliceの人の所で紹介されていたUIDE-133U2G/98の情報を読む。

 ・・・IntelのGbEチップ(82540EM)にA-CardのUltra ATA 133対応コントローラ(ATP865-A:ちなみにシリアルATA対応ポートも実装されるが変換チップ経由でこのコントローラに接続される)、それにNECの最新USB 2.0コントローラ(μPD720101)をIntel 21152AB PCI to PCIバスブリッジの下にぶら下げ、更にmini PCIスロットも装備する非常に豪勢な仕様の製品で、9821とAT互換機の双方に対応するディスクBIOSが搭載されているのが要注目だが、μPD720101搭載という事は99%の確率(苦笑)でRv/Rs系の拡張モードでのSMP動作時にUSB 2.0インターフェイスが動作しない(USB 1.1相当としてなら動作する)、という事で、私にはちょっと不満ではある。

 I-OはNEC製USB 2.0コントローラを自社製品で多用してきたから、その関係でそうなったのだと思うけど、先行する玄人志向の複合カードであるChanpon3-PCIで既にこの問題が指摘されていた(そしてVIA製コントローラではこの問題が発生しないと報告されている)事を考えると、リサーチ不足の感は否めまい。

 まぁ、USB 2.0インターフェイス搭載といっても実質的にはUSB 1.1互換でしか使わない(少なくとも私はDVD-RAM書き込み時のキャッシュエラー頻発で懲りた。Microsoftがこの問題を解決しない限りUSB 2.0でDVD-RAM対応ドライブを使う事は今後多分無いだろう)だろうし、そもそもRv/RsのSMPモードは殆ど使われていない(このモードにしておくとDOSゲーとかで動かない物が多発する)から、それで良いという話もあるけど、そもそも32bit 33MHz PCIバスしか持たない=バス帯域が133MB/sしか無い(それもスペック通りの性能が確保出来ているとはおよそ言い難い)98で、単体での理論最大バス帯域がそれぞれ125MB/s(GbE)、133MB/s(Ultra ATA 133:但しプライマリチャネルのみを使用と仮定した場合。セカンダリを併用する場合は当然266MB/sに跳ね上がる)、63MB/s(USB 2.0:但しこの値はμPD720101内蔵のEHCI*1とOHCI*2が同時にフル稼働した場合の値である)となるデバイスを並べて接続するとなると、それぞれのコントローラに接続される各機器の性能が同時にかつフルに発揮される事はまず期待出来ない訳で、GbEのチップ価格やUltra ATA 133のブートデバイスとしての重要性とかを考慮すると、このUSB 2.0はおまけと見るべき(無論USBマウスが接続出来るというのは物凄いメリットではあるのだが)なのだろう。

 無論、最新のUltra ATA 133/Serial ATAドライブが98のブートデバイスとして利用でき、しかもそれなり以上の性能が発揮出来るというのは間違いなく朗報だと思うが、これに22,800円を出せるか?と訊かれるとちょっと返答に困る気はする。

 何というか、物欲をそそらない仕様なんだよなぁ、これって。

 個人的には、AT互換機での利用を重視してPCI to PCIブリッジに21152じゃなくて21154(64bit 66MHz PCI対応ブリッジチップ)が積んであったりしたら、それこそ速攻で予約する所なのだが・・・(苦笑)。

 

西暦2003年10月22日 “5576-001”

 思う所あってAT新1号機のキーボードを、AX付属キーボードから5576-001に交換。

 このキーボードは挿入(Insert)・削除(Delete)・前ページ(Roll Up)・次ページ(Roll Down)・Ctrl、それにカーソル等のレイアウトが非常に変則的で慣れるのが結構厄介なのだが、日本IBMの産んだ歴代日本語キーボード中でも屈指の名作として知られる5576-002と略同一のキースイッチ(ALPS製)を持つだけにキータッチが絶品で、しかもWindows NT系での公式ドライバサポートが無い(5576-002/003はNT 4.0までサポートされたが-001は対象外となっている。但し同時期開発という事で基本的なスキャンコード割り当ては同じなので使えないキーを無視すれば-002/003用ドライバで利用可能である)おかげで中古/ネットオークションでの価格も安く比較的入手が楽(笑)、というメリットがあって私は3枚(内1枚はRICHO版)持っている。

 これのドライバ問題は私が書いた5576-002/003用infファイルを用いればWindows 2000/XPでも解決するし、配列の問題もレジストリをいじればある程度はクリア可能(これもいずれ公開出来る所まで持って行きたいが、配列の好みの問題もあるのでちょっと難しいかも知れない。もっとも、そうやって手間をかけて直す前に手が慣れてしまうという話もあるが(笑))だから、本当にタッチの良いキーボードが欲しい人には狙い目(“1”の左にEscキーが置かれているという点で私には-002より好ましくさえ思える)だと思うのだが、ネット上を探してみてもこれを愛用中という方にはお目にかかれないから、やはり不人気機種という事になる様だ。

 あるいは、Windows 2000/XPでドライバが使える様になってもこれでIMEを起動する方法は気付きにくい(実は“漢字”キーや“半角”キー(共にWinNT系5576-002/003ドライバでは無効扱い)ではなく、SHIFT+“カタカナ”のコンビネーションでIMEが有効になる)から、その辺で挫折しておられる方も多いのかも知れないが、5576-002や5576-A01に法外あるいは言語道断と言って良いプライスタグが付される昨今、この不遇の大作を改めて評価し直しても良いのではないかと思う。

 少なくとも私には、同じく変則的な配列である5576-002を高く評価しておいてこれを評価しない、という世間の風潮には納得が行かない(ドライバが無い、というのは理由にはならない。この程度ならば無ければ自分で書く位の努力はすべきなのだ)のだが・・・。

 

西暦2003年10月26日 “作業”

 潜水艦状態の仕事を黙々と進める。

 予定は未定で先が見えないが、ま、それも致し方あるまい。

 

 FMT-KB107を分解調査。

 ちょっと異色のキータッチが気になっていたのだが、富士通オリジナルのメカニカルスイッチ搭載と知って納得。

 キー押し下げの終端付近のタッチがちょっと好みから外れるのだけど、80年代末〜92年頃までの富士通がこれ程手間暇かけたキーボードを作っていたというのはちょっとした驚きであった。

 ただ、一つ問題があるとすればそのキー配列で、これは元々FM-Rシリーズ用であった為にJIS配列準拠と言いながら汎用大型コンピュータの端末としての利用を強く意識した(でないと「実行」だの「SYSREQ」だのといったキーは搭載されない)かなり特殊な代物となっており、つまりTOWNSのキーボードはIBMのキーボードラインナップに例えれば5576-001がスタンダード扱いで-A01や-002相当品が提供されていないという、凄まじいラインナップ構成であった訳だ。

 これは、第二次世界大戦期のドイツ陸軍に例えれば機甲師団の主力戦車としてIII号やIV号、あるいはパンターではなくエレファントやシュトゥルムティーガーばかりが最前線に配備されているようなもので、事実上イージーエイト相当の標準配列キーボード(それも9801Rシリーズ〜Fシリーズの頃だからタッチも洒落にならない位良かった)だけで揃っていた当時のNECに対抗するにはかなり問題があったのでは無かろうか?

 まぁ結局の所TOWNSは98に勝てず、あの通りFMV DESKPOWERシリーズという史上まれに見る粗悪PCシリーズ(言ってみればこれはカタログスペックは良いが使い勝手が最悪に近かったT34みたいなものだ)で代替されて潰えた訳だから、この推論もあながち間違っちゃいないと思うのだが・・・。

 

西暦2003年10月27日 “継承”

 両親と阪神電鉄が発売している(そして山陽電鉄も販売している)大阪1DAYチケットを使って(=山陽−阪神直通特急+大阪市交御堂筋線で)難波の高島屋へ。

 目的は本日まで開催中の「十三代今泉今右衛門展 〜色鍋島から薄墨へ〜」及び明日まで開催の「襲名披露 十四代今泉今右衛門展」の観覧。

 父が既に故人となられた十三代と面識があった(より正しくは氏の顧客の一人であった、と言うべきか)為に招待券が送られていた、というのが家族打ち集ってわざわざ難波まで出向いた理由の一つだが、実を言えば我が家では十四代の新作をまとめて見る事が出来る、という事の方がむしろ重要であった(苦笑)。


 行きの直通特急に充当されていたのは山陽電鉄5000・5030系混成の6連(つまり5000系4連に5030系の2輛を挿入した6連)で、5000系の方は集団離反型配置の固定クロスシートを備える初期ロット(番号は失念した)車だったので当然5030系の方に、具体的には5230形の海側1列席の固定窓部分に着席。

 この直通特急に乗車するために三宮とか梅田で整列乗車する時は必ず姫路側から数えて2・3号車に並ぶ様にしている(クロス車に当たる確率が高く、しかも4連に2輛挿入する場合はここにその追加車が来るのでクロス車の中でも新しい車に当たる確率が当然に高くなる)のだが、姫路発の場合は大概改札口を通る前に既に入線している編成に乗車する事になるので、この2輛でお目当ての席に座れる確率は梅田発の場合より低かったりする(苦笑)。

 新快速で行けば1時間で到達する場所へ向かうのに敢えてこの直通特急で1時間半を費やすのは、偏にその運賃が安い為であるが、同時に殆どの場合に着席乗車が期待出来る為というのも重要で、その意味では営業上は宜しくない筈の山陽のガラガラぶりも非常に頼もしい(苦笑)。

 只、今回乗車して一つ気になったのは、山陽電鉄線、特に明石−東須磨間の線形のあまりの悪さと全線の軌道状態の悪さで、阪神線と比べると一段格落ちの保線状態(にもかかわらず明石以西では100km/hで飛ばす局面もあって、なかなかに涙ぐましい)である事が体感出来てしまった。

 どの位違うかと言うと、阪神では眠る事が出来るが山陽ではとても眠れない、という位には違う(苦笑)。

 まぁ、戦前から国鉄の特甲線並と評される程の高度な保線ぶりで知られた(ジェットカーという超高加減速車を擁していてごまかしが利かないのもその理由の一つだろう)阪神が相手では大概の会社が見劣りする事になってしまうのだけど、こうして直通列車が走る様になると直接比較が出来てしまう分、辛いかも知れない。


 で、電車はともかく(苦笑)肝心の展覧会そのものだが、十三代の方は壺より皿に優品(その器型を変える事も寸法を変える事も許さない、完璧な文様構成には感嘆を禁じ得ない)が多くそれはそれで中々に見応えがあったのだが、見慣れた作品も多い為、特に新鮮味は無かったというのが正直な感想である。

 これに対し十四代の新作は未だ試行錯誤の途上にある事が見受けられるものの、鍋島の伝統と“モダン”の感覚がぎりぎりの所でせめぎ合う、非常に興味深いものであった。

 何より素晴らしいのは、どの作品も鍋島に代々伝わる古典的モチーフや技法を引用あるいは応用しつつ、そこから全く新しい“今”に相応しい何かを引き出そうとするその姿勢で、十三代の作品で見慣れた文様を多用している筈なのにひどく新鮮に映るそのセンスの良さは脱帽ものである。

 何でも十四代はあの鈴木治氏(“泥象”と呼ぶ抽象陶芸の大家。既に故人。西暦1999年9月25日の交信記録を参照のこと)に師事していた由でその清新な感覚には一脈通じるものがあり、成る程、と思った(無論それだけが全てではないのだが)事であった。

 連綿と受け継がれてきた何かを継承するのは、只それだけでも大変に難しい事なのだが、その継承した事を土台にして新しい何かを生み出すとなると難しいどころの話ではなく、筆舌に尽くしがたい産みの苦しみが伴う。

 実際、その重圧に負けたのか、令名をはせた先代から継承した仕事を放り出してゴルフに明け暮れた莫迦な陶芸家(敢えて名前は書かないが、今右衛門同様に江戸時代から続くビッグネームの当代である)もいたりした訳で、十四代がそうなってやしないだろうか? という不安が会場に足を運ぶ前にはごく僅かながら存在したのだが、今回の展覧会を見てその不安は完全に払拭された。

 十四代の今後が本当に楽しみである。


 展覧会場で両親と別れて、一人でポン橋へ。

 わざわざ難波まで出てきておいてこちらに足を運ばないというのは、あまりにも勿体なさ過ぎるというものである(苦笑)。

 で、ジャンク屋で怪しいCompaq印の複合PCI板をゲット。

 RAGE XL(VGA)+Intel 82559(100Base TX LAN)+53c895(SCSI)+謎のシステムマネージメントチップ(NEC製)という構成で、もろにサーバ用な感じなのだが、取りあえず安かったので(苦笑)。

 この後、某ショップでALiのM5271搭載IEEE 1394+USB 2.0板を買って帰途についたが、果たしてこれらが何かの役に立つのか否かは現状では不明である。

 

西暦2003年10月29日 “ノイズ”

 MTV3000Wで録画したファイルに時々、プチップチッっとノイズが入る問題の対策で悩む。

 どうも、ファイル書き込み時のSCSIアクセスでノイズが発生しているらしく、32bitスロットと64bitスロットで個別に各カードの挿してあるスロットを入れ替えてみたり、SCSIケーブルその他にアルミホイルをまいてみたり、あるいはグラフィックカードとMTVに付いてる給電ケーブルの差込ケーブルや位置を変えてみたり、といった具合に出来る限りの手を尽くしてみたのだが、結局64bit PCIの空きスロット(通常はASC-29160を片方に挿してあり、もう一方は66MHz駆動維持の為に空けたままにしてある)にMTVを挿してASC-29160を33MHz駆動にする以外には、少なくとも現時点では解決策が無い事が判明した。

 このノイズが果たしてASC-29160の66MHz駆動で発生するものなのか、それともAMD-768チップの66MHz駆動時にASC-29160のバスアクセスによるノイズを拾って32bit 33MHzスロットに垂れ流しにしてしまっている為に発生するものなのかは判らないが、どちらにせよPCIバスの66MHz駆動がネックの様で、33MHz駆動だとASC-29160のパフォーマンスが目に見えて悪くなる事や、今後の装備改変を考えると頭の痛い問題である。


 そういえば、こないだ買ったALi M5271搭載IEEE 1394+USB 2.0板(パッケージでは66MHz PCI対応を謳っている)だが、Tiger MPXの64bit PCIスロットに挿すと電源が入らない(爆死)という致命的問題があって、その筋から仕入れた情報に従って改造しても駄目だったので一応復元してRvII26に挿してみたところ、SMPなWindows 2000環境でもUSB 2.0とIEEE 1394が共に正しく動作するものの、何故か稼働中にパリティエラーが頻発する(泣)という問題が発生して利用を当面断念する事と相成った。

 AT新2号機(440GX搭載)に挿したらPnPで認識されさえしなかったので、あるいは復元というか修復に失敗している可能性があるのだが、RvIIのメモリが本来ECC-EDO DRAM SIMMで同容量同一仕様の4本単位増設が必須なのにパリティ付きFPM DRAM SIMMで、しかも同容量ながら2本単位で仕様の違うメモリが混在しているという無法ぶり(爆)でそっちが原因の可能性もあって、今のところ真相は定かではない。

 また、謎のCompaq板の方だが、これは色々調べた結果、正式名称をServer Feature Boardと言い、ML330というサーバマシンの基本装備であった事が判明した。

 これは3.3Vでしか動作せず、しかも起動中にBIOSで機種判定してML330でないとエラーを出して停止させるという、かなりナニな代物(そもそも他の機種で動かそうとする方がナニだという意見もあろうが)で、BIOS ROMを抜いてやれば一応動作はするのだが色々挙動が怪しく、これもお蔵入りという事に相成った(合掌)。


 ま、そんな事もあるさ、という事で。


 追伸というか訂正を一つ。

 10/21でUSB 2.0コントローラの帯域が63MB/sって書いていたが、よくよく考えるとUSB 1.1のパケットはUSB 2.0のパケットと混在で送られる為にUSB 2.0のバスラインは理論上60MB/s(480Mbps)を超える転送レートにはなり得ない(USB 1.1のパケットが混在するとその分USB 2.0の方の転送レートが低下する)ので、ここで訂正しておく(謝)。

 

西暦2003年10月30日 “RAY-KUDRYAVKA X”

 うさだで配布中のRAY-KUDRYAVKA Xというゲームに著しくハマる。

 TAITOな“レイ”とTREASUREな“レイ”の風味濃厚(笑)な3D縦シューティング(に一見見えるが実はそうではなかったりする)で、恐ろしく複雑だが自由度が高い操作系に一瞬絶句するも、あまりの面白さに思わずのめり込んでしまった(苦笑)。

 “怒首領蜂大往生”や“式神の城”がそうであった様に最近の縦シューは奇形化が極端(難易度が高い事と敵の弾幕密度が高い事は必ずしも等価でないと思うのだがどうだろう?)で、可能性さえ見失いつつあるような状況(このジャンルからのTAITOの事実上の撤退が痛い)にあっては、全く新しい提案は商業ベースでは期待出来ないのだが、その一方で商売度外視のフリー扱いのソフトではこうしてまだ可能性が残されている訳である。

 これは何やら物凄いペースで更新されている様なのだが、私が試した限りではconfig関係(ジョイパッドの割り当て設定や難易度設定)でバグが散見されており、その辺は割り切って付き合う他あるまい(苦笑)。

 まぁ、そういうバグを度外視してプレイする価値が充分過ぎる程にあるゲームであるのは確かなのだが。


 えー、ここで2つ業務連絡。

 まず、11/1〜3まで開催の岡大の大学祭に11/1に行きます。

 それから、moliceの人に呼ばれたので11/4からしばらく上京(彼の部屋に転がり込むとも言う)します。

 よってその間メールの送受信やこのサイト(特にneweb側)の更新が多分出来なくなりますが悪しからず。


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