VSuite RamdiskとInternet Explorerの一時ファイル

VSuite Ramdiskで作成したRAMディスクを、IEの「インターネット一時ファイルのフォルダ」に設定した場合の注意点、というか、はまったメモです。

まず前提として、IEの「インターネット一時ファイルのフォルダ」で、使用するディスク領域のサイズを小さく設定してあっても、そのサイズを超える単一のファイルにアクセスする際には、指定したサイズのファイルが作成されます。例えば、設定を10Mにしておいても、100Mぐらいの動画ファイルを開けば(観れば)、指定した保存領域を100M使うわけです。(ページを閉じたりページ移動すると、そのファイルは消えるようですが)

ここでRamdiskの容量を10Mで作成しておいて、IEの一時ファイル領域の指定も10Mとします。この状態で10Mを超えるファイルを開こうとすると、ファイルが壊れます。ディスクがいっぱいなので。壊れない場合があるようなのですが、壊れる場合があります。それで保存できなかったというエラーメッセージでも表示されればまだ気がつくのですが、たとえば大きめのZIPファイルはエラー表示なしに途中でダウンロードが中断し、保存先にファイルが作成されてしまいますので、無事にダウンロード出来たように見えてしまいます。当然、解凍・展開はできません。
また、ニコニコ動画では、動画の読み込み進捗バーが100%になっていても実際には読み込みされていないようで、動画再生が途中で止まったり、同じ箇所を再生し続けたり、シークバーが戻ったりするという現象が起きます。
さらに、SmileDownloaderでYOUTUBEやニコニコ動画をローカル保存しようとすると、途中までしか再生できない動画ファイルが作成されます。

これはram diskに限らず、一時ファイルのフォルダがあるドライブのディスク領域サイズが小さいと起こる現象です。

私は、HDDのフラグメントを避けるためにIEの一時ファイル用にHDDのパーティションを10G程度確保した上で、インターネット一時ファイルのフォルダの容量は10M程度にしています。ネットのファイルをキャッシュする意味はないと思っているので(その分、回線に負担をかけているのですが)、1Mでもいいくらいです。ただ、仕事の都合で大きなファイルをやりとりすることがあるので、一時領域は大きめに指定しています、というか、していました。それをつい最近、VSuite Ramdisk導入時にRAM DISKのサイズを小さく20Mに指定していたので、100Mを超えるファイルをダウンロードする際にファイル破損が起きて、不具合に気がついたのです。今では500MをRAM DISKに割り当てていますが、500Mを超えるファイルのやりとりはできませんから、仕事のやりとりでは一時ファイルの領域をHDDにしてあるFireFoxを使うような使い分けが必要ですね。

ま、そもそも私的PCと仕事PCを別けなさいという話ですね。

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