ピタッとeSATA/EC34はOSXで使えるか?

eSATA/EC34
玄人志向から発売されているピタッとeSATA/EC34(PITAT-eSATA/EC34)はWindows Vista/XP対応と書かれていますが、一部のMacBook ProにはExpresCardスロットがあるので使えるんじゃないか?という気がしたので試してみました。

結論を先に書くと「現時点では使えません」でした。

テストしてみたマシンはMacBookPro 2007年モデルのOS10.6.1(Snow Leopard)です。

製品のコントローラチップはJMicron社製のJMB360らしいので、サポートページをみてみるとOSX用のドライバが提供されていました。[ftp://driver.jmicron.com.tw/jmb36x/MAC%20OS%20X%2010.x/]
これをインストールしようとしたところ、いきなりインストーラが落ちました。もう一度起動してみたところ、インストーラ自体は動いたのですが、途中でインストール失敗のメッセージが出ました。それでも継続するとMacの再起動を求められたので再起動後、カードを差し込んでみるとメニューバーにアイコンが表示されたのでカードを認識したようです。ただ、しばらくするとMacOSがクラッシュします(おなじみのカーテンが降りてきます)。また、そのまま電源ボタン長押しでMacを再起動しようとするとOS起動途中でクラッシュしてしまいます。カードを取り外せばOS自体は起動するようになります。

どこに問題があるのかはわかりません。PowerBookProが世代落ちモデルだから / Snow Leopardだから(これはありえる) / ハード的に対応していない(チップメーカーはドライバを配布してるけど玄人製品だし)とか色々考えられます。

ちなみに、PowerBookPro2008年モデル OS10.5でSATA2E2-EC34を使ったことがあるのですが、不安定でした。カード自体が不安定なのか、他のソフトとの相性なのかはわかりませんが、長時間使っているとOSがクラッシュします。一応、玄人志向の製品BBSではMacでの使用実績が報告されているのですけど、FinalCutで映像を編集してHDDを酷使しているとダメでした。

今のところ、MacBookProのESATA ExpressCardで安定運用の実績があるのは、SonnetのTEMPO SATA Pro EXPRESS CARD/34です。高いですけどね。

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