EPSON QC-10

QC-20を調べたついでといってはなんですが、後継機のQC-10について少々。

QC-10は、TAKEDAさんがeQC-10としてエミュレータ実装されています。エミュレータのソースコードも公開されていますので、ネットにあるQC-20のハードウェア資料としては、おそらくこれが最も詳しいものとなると思います。

それ以外にQC-20の資料はないかと探してみたところ、そのものズバリな書籍がありました。

国会図書館にあったので確認してきたのですが、パーフェクトすぎる内容でした。全回路図からAC/DC特性、各種タイミングチャート、各チップの制御方法まで一通りの事が書いてあり、ハードウェアメンテナンスマニュアル兼互換機作成方法ガイドブックとでもいうような、QC-20の全てが書かれていました。QC-20を構成しているIC/LSIは汎用品ばかりですから、ブラウン管以外はパーツを揃えて互換機を作る事も出来そうに思えます。

ざっくりとしか読んでいませんが、グリーンモニタサブボードとカラーモニタサブボードでは映像周波数が違うように読めました。あとブラウン管の垂直・水平偏向周波数が一般的な数字では無く、垂直45Hzとか変な数字で、モニタサブボードと一致してないような。

これ以外にも国会図書館には、QC-10BIOSソースプログラムリストとQC-10BIOSリファレンスがありました(内容が想像ついたので読みませんでした)。

国会図書館以外にも、愛知県図書館や静岡県立中央図書館にも資料があるみたいです。

コメントは受け付けていません。