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更新日: 2020 年 2 月 6 日
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060turbo のソフトウェア関連の情報

説明

060turbo の添付ディスク の添付ドキュメントです。

060TINFO.TXT
┌──────────────────────────────────┐
│060tinfo.txt                                                        │
│                  060turboのソフトウェア関連の情報                  │
│                                                2000.06.27 M.Kamada │
└──────────────────────────────────┘

 このテキストファイルは転載自由です。最新の情報はM.Kamadaのホームページ
“STUDIO KAMADA”(URL="http://homepage2.nifty.com/m_kamada/index.htm")
で入手できます。

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060turboとMach-2(mach2pを含む)を併用する場合
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●同期転送モードを禁止して下さい
 Mach-2の同期転送モードではソフト転送が正常に行われませんので、Mach-2の
同期転送は必ず禁止して下さい。

●ローカルメモリ上で正しく動作しないプログラムがあります
 Mach-2はIOCS _SCSIDRVのコマンド_S_INQUIRY,_S_READCAP,_S_MODESENSE,
_S_MODESELECT,_S_REQUEST,_S_REASSIGNでDMA転送を使用します。しかし、これ
らのコマンドは060turbo.sysのソフトウェア転送パッチの対象になっていないた
め、DMA転送の使えないローカルメモリでは正常に動作しません。これらのコマ
ンドを使っているプログラムをローカルメモリで動かさないように注意して下さ
い。

●060turboとMach-2とプリンタを併用する場合
 060turboとMach-2を併用すると、030モードですらプリンタ割り込みが使えな
くなってしまうことがあります。具体的には、TeXシステムのprint.xが動かなく
なることが確認されています。原因は、起動時やSCSIバスリセットのたびにプリ
ンタ割り込みのベクタを持っていってしまうというユーザにとっては無意味な挙
動をするMach-2のROMと、割り込みルーチンを上位のアドレスにも配置できるよ
うに変更したために元のROMとは割り込みベクタの管理が若干異なる060turboの
ROMの相性が悪いためです。この問題は常駐プログラム060prni.xでプリンタ割り
込みのベクタの扱いを若干変更することで回避できます。060prni.xは、月刊電
脳倶楽部118号(月刊電脳倶楽部パーフェクトコレクション1998+1999の中にあり
ます)、または、満開ネットの\programのボード、または、開発者のホームペー
ジ(URL="http://homepage2.nifty.com/m_kamada/index.htm")で入手できます。
060prni.xは030モードでも組み込むようにして下さい。

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060turboとプリンタを併用される場合
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●プリンタ出力でゴミやノイズが印字される
 060モードではプリンタ出力が速くなりすぎるためにプリンタ出力でゴミやノ
イズが印字される場合があります。そのような場合のために、プリンタポートの
アクセスを遅延させるプログラム060prnp.xがあります。060prnp.xは、月刊電脳
倶楽部118号(月刊電脳倶楽部パーフェクトコレクション1998+1999の中にありま
す)、または、満開ネットの\programのボード、または、開発者のホームページ
(URL="http://homepage2.nifty.com/m_kamada/index.htm")で入手できます。
060prnp.xは060モード専用です。030モードでは組み込めないようになっていま
す。

●060turboとMach-2とプリンタを併用する場合
 前述の060turboとMach-2を併用する場合の説明を参照して下さい。

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注意を要するソフトウェア
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●FASTIO.Xは絶対に組み込まないで下さい
 FASTIO.Xは68030用に最適化されており、060モードで組み込むと処理が余計に
遅くなります。しかも、コピーバックモードで組み込むと、最悪の場合、ディス
クの中のデータを破壊する可能性があると思われます(実際に破壊されたという
報告はありません)。060モードではFASTIO.Xを絶対に組み込まないで下さい
(OPT.1キーを押しながらX68k本体付属のシステムディスクから起動した場合は
データキャッシュがONにならないので問題ありません)。なお、060モードで使
用できるディスクキャッシュとしては、DCACHE2が使用可能であることが報告さ
れています。

●HIOCS.Xのマウス処理が誤動作することがあります
 060モードでマウスの右ボタンが効かないという症状がHIOCS.Xで発生します。
HIOCS.Xを使っていてマウスの右ボタンが効かなくなったり、SX-WINDOWでマウス
カーソルが動かなくなってしまう場合は、HIOCS.X -ms0としてみて下さい。

●ZMUSIC.Xはコピーバックモードで誤動作することがあります
 ZMUSIC.X v2.xxは自己書き換えを多用しているため、コピーバックモードの領
域に常駐させると音が鳴らなかったり外れたりすることがあります。ZMUSIC.Xは
ライトスルーモードの領域に常駐させるか、ZMUSIC.X v2.08ならばMZLさんのパ
ッチをあててから使用して下さい。このパッチは、月刊電脳倶楽部123号(月刊
電脳倶楽部パーフェクトコレクション1998+1999の中にあります)、または、MZL
さんのホームページ(URL="http://www02.so-net.ne.jp/~sw7h/")で入手できま
す。

●SX-WINDOWの標準のIVM.Xはコピーバックモードで動きません
 SX-WINDOWのスタートアップメンテにIVM.Xを登録していると、コピーバックモ
ードでSX-WINDOWを起動できません。ライトスルーモードにするか、Schmidt.さ
んのパッチをあててから使用して下さい。このパッチは、満開ネット、または、
月刊電脳倶楽部112号(月刊電脳倶楽部パーフェクトコレクション1997の中にあ
ります)で入手できます。

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060turboのROM(_ROMVERの日付が98-03-15よりも前のもの)の不具合
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●ソフトキーボードの不具合
 ROMのキー入力割り込みルーチンを使用しているとき、ソフトキーボードが表
示されている状態でハードウェアのキーを押すとハングアップしてしまうことが
あります。ソフトキーボードが表示されている状態では、ハードウェアのキーを
押さないように注意して下さい。KeyWitchなどのキー入力割り込みを差し換える
ソフトウェアを使用していればこの不具合は発生しません。KeyWitchは、満開ネ
ット、または、開発者のホームページ
(URL="http://homepage2.nifty.com/m_kamada/index.htm")で入手できます。

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060turbo.sys v0.54の不具合と対策
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●-feを指定せずFLOAT4.Xを併用して下さい
 FEファンクションの__USING,__DTOS,__ECVTなどで、正しい結果が得られない
ことがあります。スイッチ-feを指定せず、FLOAT4.Xを併用するようにして下さ
い。

●-sdを指定するときは060dmam.xを併用して下さい
 -sdを指定したとき、IOCS _DMAMOVEが正しく動作しない場合があります。この
不具合を修正するためのプログラム060dmam.xを併用して下さい。060dmam.xは、
月刊電脳倶楽部126号(月刊電脳倶楽部パーフェクトコレクション1998+1999の中
にあります)、または、満開ネットの\programのボード、または、開発者のホー
ムページ(URL="http://homepage2.nifty.com/m_kamada/index.htm")で入手で
きます。

●-adの不具合
 -adを指定していないのに指定したことになってしまうことがあります。次の
2バイトを修正して下さい(オフセットはファイルの先頭から)。
        +$17959: $B9 → $39
        +$17C45: $B9 → $39

●_SYS_STATの不具合
 IOCS _SYS_STATの$4003と$4004が使えませんでした。次の2バイトを修正して
下さい(オフセットはファイルの先頭から)。
        +$E19: $02 → $03
        +$E1D: $02 → $04

●_S_MALLOC,_S_MALLOC2,_S_MFREE,_S_PROCESSの不具合
 DOS _S_MALLOC,_S_MALLOC2,_S_MFREE,_S_PROCESSにデバッグコード(デバッグ
メッセージの表示)が残っていました。次の16バイトを修正して下さい(オフセ
ットはファイルの先頭から)。
        +$35A0: $42E7 → $605C
        +$364E: $42E7 → $605C
        +$36FE: $42E7 → $602A
        +$3820: $42E7 → $601E
        +$3870: $42E7 → $601E
        +$38BA: $42E7 → $6074
        +$3A2E: $42E7 → $602A
        +$3A86: $42E7 → $601E



(EOF)

関連項目

060turbo.sys