怪奇版画男
ジャンル:版画コミックス(笑)
著者:唐沢なをき
出版社:小学館
形態:A5判 ハードカバー ケース入り(BIG SPIRITS 版画SPECIAL)
ISBNコード:ISBN4−09−179301−0
初版発行:1998/04/20
全編ほぼ手彫りの木版画(一部4色)で描かれた、驚異のギャグ漫画である。
何が凄いといって「版画で描く」という行為それそのものがギャグのネタになり、時に作者を取り込みつつ物語(そんなものあったっけ・・・)の進行を規定して行く、その構成が一番凄い(笑)。
個人的には、巻頭の「ワダバゴッホニナル」でノックアウトされてしまった(苦笑)作品なのだが、その一方で人による好き嫌いがかなりはっきり出る作品であるとも思う。
目安を一つ挙げるならば、年賀状品評会の回のあのリアルな解剖ネズミ(爆)を許せるかどうか、という事になろうか。
何というか、これはある意味読者の知性の鏡みたいな作品で、深く読もうと思えば恐ろしい位深く悩めるし、浅く読もうとすれば幾らでも楽しく笑える作品ではある。
唐沢なをきが仕掛けたこの罠に貴方はどう立ち向かうだろうか?
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