Macintosh Quadra 800内蔵SCSIコントローラ / Apple
インターフェイス:SCSI-1 (50pin 5MB/s)
転送モード:DMA
Bus:NuBus (32bit)
SCSIコントローラ:不明
実装機種:Macintosh Quadra 800
Macintosh Quadra 800の内蔵SCSIコントローラである。
機種名から分かる通り電気的にはNuBus接続、それも転送速度5MB/sのSCSI-1完全対応(苦笑)版らしいのでファイルの連続転送をすると激しく遅かった。
もっとも、それでもCD-ROMはきちんとサポートされていて、CD-ROMドライブからのブートも可能(というか、Macintoshの場合これが出来ないと実質的にOSのインストールが不可能になるので無いと非常に困る機能なのだが)な設計になっている。
このあたりにAppleの先進性を見て取る事が出来ようか。
それ以外は特にどうという事のない素直な仕様なのであるが、Quantum製FireBall 1080Sを内蔵してみたら皆目起動しようとせず、外付けの箱に入れたら何事もなかった様にあっさり起動するという摩訶不思議な現象が発生したりはした。
一体何がどうなってこうなったのだろうか?
Power Macintoshの一部機種やQuadraでも840AVの様に外付けと内蔵でSCSIバスが独立している=SCSIコントローラを2つ分搭載している機種ならいざ知らず、外付けと内蔵用がバスを共用しているこの機種の場合電気的に外と中で違う筈もないから、理論上はこんな事が起きる筈はないのだが・・・。
やはりAppleのやる事は謎が一杯だ(苦笑)。
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