SY-6BA+ / SOYO


CPU Type:Slot 1 (SC242)

Chip Set:82443BX (440BX) + 82371EB (PIIX4E) / Intel

FSB Clock:66, 75, 83, 100, 103, 112, 124, 133MHz

RAM Module Type:168pin 3.3V PC/66・PC/100 SDRAM DIMM *4

Ext.Slot:x2 AGP *1, 32bit 33MHz PCI *4, 32bit 33MHz PCI/ISA *1, ISA *1

Power Supply Type:ATX

Board Form:ATX

BIOS:Award Modular BIOS v4.51PG


 GA-686BXの使用実績を受けて、今度は市場に出ている製品をじっくり研究してから(笑)1998年8月に購入した製品。

 SOYOの440BX搭載マザーボードとしては前作に当たるSY-6BAを基にシェイプアップした製品で、レイアウト的にはこの時期以降の440BX搭載ATXフォームマザーボードの基本の一つとなった。

 また、ABITの製品が先鞭を付けたBIOS画面でのソフトウェアによるFSBクロック設定機能が搭載され、PCIスロットが1本多くなっているなど、スペック的にはこの時期の売れ筋BXマザーボードの一つの典型例とでも言うべき条件を満たしていて、非常に使い勝手の良い製品だった。

 加えて、ATX電源の3.3Vをそのまま使うので電源の特性に左右され易いABITのBH6等と異なり、ASUSTekのマザーボードと同様にATX電源の5/12Vからレギュレータで降圧して3.3Vを「作って」供給する仕様なので、電源を選ばないタフさも売りの一つだった。

 実際、仕様上も使用上も不満はほとんど無く、きちんと動いてくれていれば今でもそのまま使っていた事だろう。

 それはこの製品が+III、+IVと小改良を重ねつつ1999/10の時点でもなお市場で流通し続けていた事で明らかな通りであり、その基本設計の確かさを証明している。

 このマザーはちょうど同じPentium II 266MHzでも2.8V(Klamath)ではなく2.0V(Deshutes)のコアを積んだSL33Dと呼ばれるロットの製品に交換した時期に買ったもので、当然(笑)FSB 100MHz以上でのオーバークロック動作を念頭に置いての購入だった。

 だが、不幸な事にはこのマザー、何が悪かったのかFSB 100MHzで使っている内にISAデバイス側から次第に破壊が進行して最終的に使用不可能になってしまった(泣)。

 恐らく、PCI-ISAブリッジを持つサウスブリッジか、それともSuper I/Oチップか何かが破損したのだと思うが、真の原因は今に至るも不明である。

 少なくとも、FSBの高クロックにさらされるノースブリッジ関連の機能は全く正常なままだったので、CPUのオーバークロックが直接の原因とは考えられないのであるが・・・。

 非常に気に入ったマザーボードだけに、この無惨な結末は全く残念だった。


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