HDAMC / RIOWORKS


CPU Type:Socket 940 *2

Chip Set:AMD-8151 + AMD-8131 + AMD-8111 (AMD-8000) / AMD

FSB Clock:200,266,333,400MHz

RAM Module Type:184pin 2.5V PC1600・PC2100・PC2700・PC3200 ECC Registered DDR-SDRAM DIMM *4*2

Ext.Slot:x8 AGP Pro *1, 64bit PCI-X *3, 32bit 33MHz PCI *2

Ext.Onboard Device:Sil3114 / Silicon Image (S-ATA) , 88E8001 / Marvell (1000base-T LAN) , TSB43AB22 / Texas Instruments (IEEE1394) , μPD720101 / NEC(USB 2.0),ALC650 / Realtek (AC'97 Codec)

Power Supply Type:SSI EPS12V

Board Form:Extended ATX

BIOS: AMI BIOS


 2004年4月に購入した、初のSocket 940対応ボード。

 同じくAMD-8151 + AMD-8131 + AMD-8111というAMD-8000シリーズの3点セット搭載を行っているS2885ANRF Thunder K8Wとどちらにしようか悩んだ末、32bit PCIスロット2本搭載とUSB2.0コントローラオンボード搭載に騙されて購入。

 もう一つ、これまでRIOWORKS製マザーボードを買った事が無かったので、一度買っておきたかったというのも購入理由にあった。

 結論から言うとこの選択は大失敗で、SCSIカードとして何を挿してもトラブルが出る(何しろASC-29320でさえロクに動作しなかった)上、RADEON系カードがまともに動作しないステキな出来のBIOS、終いにDIMMを破壊してしまった程固くて雑な工作精度のDIMMソケット、不鮮明なコピーの日本語簡易マニュアル、そして何よりペラペラで剛性の低いメイン基板、とこれはとても7万円の金を取れる仕事ではなく、買ったその日にはThunder K8Wにしておけば良かった、と反省する有様であった。

 結局このボードは試行錯誤を繰り返した末、姉妹機種であるIwillのDK8X(どちらかがOEMらしい、という話があるが未確認である)の最新BIOSを書き込めばどうにか正常動作する事が判ったのだが、検証の為にRIOWORKS自身が提供しているBIOSに戻して起動し更に再起動した途端、起動どころかマザボそのものがどこか破壊されたのか電源に繋いだだけで通電するという最悪の故障状態に陥り、結局返品と相成った。

 よって筆者はこのボードの性能については多くを語れないのだが、返品後すぐに買ったThunder K8Wでは全く同じ構成でするするとWindowsが起動し、当たり前の様に快調に動作した事と、そちらの方はDIMMソケットの造りや基板の厚みが全然違った事は申し添えておく。

 なお、このボードに関してはBIOS更新が2004年4月半ばのVer.005で止まったまま、と販売したRIOWORKS日本法人の正気を疑う状態で長期に渡って放置されていた(流石にデュアルコア版Opteronへの対応が必要になって2005/04/23にVer.222が公開されている)他、台湾のRIOWORKS本社サイトでは一切情報が提供されていないので、やはりIwillのDK8Xとなるべき製品をRIOWORKS日本法人が独自に確保して販売していたもの(但し製造はARIMA、つまりRIOWORKSの親会社の工場で生産されている由で、この辺の関係はかなり入り組んでいる)の様だ。

 そんな訳で不本意ながら断言しておくが、このボードだけは間違っても買ってはいけない。金をドブに捨てるよりまだ悪い。

 これを買う金があるならばThunder K8Wを買った方が遙かに幸せになれる事は請け合いである。


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