いわゆる更新記録(靖間 誠PC日記兼用)

西暦2000年8月1日−8月31日分


西暦2000年8月1日

 帰宅時に、新大阪駅で「ムーンライト九州 22:01 博多行き」の掲示を見て、暫し感傷に浸る。

 そういえば今時分に運行される列車だったなぁ(苦笑)。

 この列車は大阪と北九州を結ぶ最安価の足(18きっぷ使用時)として、私にとっては小倉という街、それにあの街での友人知人との記憶と分け難く結びついている。

 あの街で過ごした1年足らずの日々は、それ以前にもそれ以後にも無かった得難い出会いと経験に満ちていた。

 思えばひどい無茶もしたものだけど、もしかするとあれが世間で言う青春というモノだったのかも知れない(爆笑)。

 あれから7年を経た今、ひっそりとそんな事を思ったりする。

 

 書き忘れていたが、今日から旧telewayのサーバは廃止となった。

 よって今後はメール等も旧アドレスでは当方には届かないので、関係各位にはご注意されたい。

 

西暦2000年8月2日

 Windows NT4.0ではサポートされていたがWindows 2000になって非サポート扱いとなった各種キーボード、具体的にはAX用キーボードとかIBM 5576-002/003とかの為のドライバが、実はWindows 2000のSystem32フォルダ内に用意されていた事に気付く。

 恐らく、Windows NT 4.0でこれらのキーボードを利用している法人ユーザーのWindows 2000へのアップグレード誘導対策として用意されていたのだと思うが、何か納得が行かない。

 というか、あるなら最初から言えよ(怒)>Microsoft

 ドライバが有ると判っていたらこんなにも苦労はせなんだものを・・・(溜息)。

 取りあえず使い方を確認してから、Kbdibm02.dllを倉庫に放り込んだIBM 5576-001で動作チェック、だな(笑)。

 

 帰宅したら机の上に見慣れない郵便物が置いてあった。

 手に取って見てみると差出人が「岡山大学鉄道研究会」とある。

 事故直後の混乱の中、追い出しコンパとやらも出席せずに終わってしまっていたので、今更何の用だろう? と思いつつ開封してみると、今年版の会員住所録が入っていた。

 どうやら忘れ去られた訳ではないらしい(苦笑)。

 

西暦2000年8月3日

 暑い。とにかく暑い。

 

 久々に堀田善衛の「ゴヤ I」(朝日文庫)を取り出し、新快速の車中で読む。

 ・・・もう四半世紀も前の作品だが、その鋭く現代的な感覚に舌を巻く。

 ジュブナイルには決して有り得ない、人生ひいては人間そのものの備える、凄惨なる一面の表出。

 あるいは、美というものの本質を鋭く抉り取る、選び抜かれた言葉の数々。

 今ではすっかり喪われてしまった、本物の文学者の言葉がここにはある。

 

 帰宅後、先日壊れたビデオデッキ(HV-V700)を買った店に修理依頼に持って行くついでに、父のアトリエ兼倉庫へ寄って、Apple Keyboard (M0116J)とIBM 5576-001を持ち帰る。

 Apple Keyboardを持ち帰ったのは、机の上が狭くなった為で、まぁ電源ボタンさえ生きていれば特に問題無し(笑)のMacintoshの場合はこれでOK(苦笑)。

 IBM 5576-001は無論昨日気付いたWindows 2000用隠しドライバ for IBM 5576-002/003(笑)の動作チェック(無論上手く行けばそのまま使うつもりだ)の為に持ち帰ったのだが、久々に見るとやっぱりこれはでかいなぁ(苦笑)。

 ちなみに(まさかいないとは思うが)私と同じく5576-001キーボードをWindows 2000で使いたいという人の為に手順を示しておくと、

 1.レジストリエディタ(regedit.exe)を起動。

 2.ツリーから“HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Service\i8042prt\Parameters”(場合によっては“CurrentControlSet”の部分が“CurrentControlSet001”等の様に数字付きとなっている場合もあるが、この場合は大概“001”が該当)を開いて以下の3エントリを変更する。

 

  “LayerDriver JPN”=“kbdibm02.dll”

  “OverrideKeyboardIdentifier”=“IBM_002_106KEY”

  “OverrideKeyboardSubtype”=“3”(16進数でも10進数でも可(笑))

 

 3.システムを終了し、再起動。

 以上の操作で取りあえずIBM 5576-001/002/003キーボードは使用可能となる。

 尚、001については002/003に無いキーは原則無効で、しかもIMEのオンオフが“カタカナ”+“↑(“カタカナ”キー直下。SHIFTに相当する)”のキーコンビネーションとなっている事に注意する必要がある。

 まぁ、誠に変則的な配列のキーボードなので、とても世間の人々に広くお勧めする気にはなれないが、これは私の知る限り最も打ち易い、打っていて疲れにくいキーボードの一つである。

 無論、ストロークがやや深めで、しかもクリック音が大きい部類に入るので、その点で不可という方もおられようが。

 何はともあれこれが使えるというのは、かなり嬉しい事だ(喜)。

 

 後輩のM君からメール。

 後輩の新マシンについてあれやこれやと相談を受ける。

 彼自身はPentium III 800EBMHzを買ったそうだ。

 当方としてはFSB100MHzの縛りの中にいるので誠に羨ましい限り(苦笑)。

 一部報道によれば、FSB100MHzで10倍、つまり1GHz駆動のPentium IIIがServer系のベンダに限定出荷されているらしいが、通常では850MHzが上限で、しかもSECC2版は稀少という状況だけに、今後については考え込んでしまう。

 まぁ、当分はAT互換機については様子見が正解か(苦笑)。

 実の所を言えば、750MHzで困る事はあまり無い(強いて言えばWindows 2000で複数タスクを起動している時に重さを感じる位のものか)のだが・・・。

 やはりPentium III 750MHz*2が正解か(爆死)。

 いや、無論の事ながらPentium III 1GHz(FSB100MHz版)*2が出来るならばそれに越した事は無いのだが(笑)。

 

西暦2000年8月4日

 探し求めていたキーボードの技術情報を、より正しくはOADGテクニカルリファレンスマニュアルを、世間で言うDOS/Vパソコンの総本山、あるいは原点であるOADG(Open Architecture Developer's Group)のサイトで発見(喜)。

 やはり有る所には有る、という事か。

 ・・・と単純に感動していたのだが、よくよく読んでみると、実は今日公開されたばかり(!!)だった。

 そもそもOADGの存在を思いだした事自体からして全くの偶然だったのだが、もしかしたら私が最初のダウンロードサービス利用者だったのかも知れない(苦笑)。

 ちなみにこのマニュアルは2分冊(ハードウェア編とOSとしてのDOS/V編)で、PDFファイル化されたものが圧縮状態で提供されているが、それでも合わせて4.5MBものサイズ(解凍時には11MB!!)になってしまっている。

 つまりそれだけの大著なのだが、PC/ATに興味がお有りの方には是非ともDLされて一読される事をお勧めしておこう。

 それにしても、偶然とは恐ろしいものだ。

 どうやらパソコンの神は、是が非でも私に5576-001を使用させる事をお望みらしい(笑)。

 何はともあれ、これでスキャンコードの一覧とその挙動が一通り判明した。

 上手く行けば5576-001キーボードの機能を活用したカスタマイズも可能になるかも知れない。

 

 そういえば、昨日持ち帰った5576-001キーボードだが、分解調査の結果これは実はALPS社のOEM品である事が判明した。

 キートップを外してスイッチ部を見た時から妙だとは思っていたのだが、驚くべき事にはこのキーボード、2列あるファンクションキー列だけが平らでそれ以外は円筒を切り取った曲面で構成された、シリンドリカル・ステップ/ステップ複合スカルプチャとでも言うべき驚愕の基板(多層基板が湾曲・折り曲げ形成してある!!)を用いて組み立てられており、要するに、今これと同じ仕様で作れと言われても多分無理な、ロストテクノロジー(木亥火暴)の産物であった。

 これは某ア○ライド岡山店のジャンク市に行った時に、何枚もあった(恐らく法人の放出品だろう)中から一枚買って帰ったものだが、何故あの時もう一枚買っておかなかったのかと現在反省中(笑)。

 

西暦2000年8月5日

 「電脳なをさん 3」をゲット。

 「電脳なをさん」は、これを読めば連載当時のApple社の所行が判ってしまう(笑)楽しい本だが、いや、この1年程の間のApple社って異様なまでの快進撃だった事が良く判る(笑)。

 何しろMacユーザーの自虐ネタが物凄く少ない(爆笑)。

 

 激烈に暑い。

 よって、半分気絶状態で帰宅後、殆どそのまま寝てしまった。

 

西暦2000年8月6日

 今日は一日サイト内ファイル群のメンテナンス。

 というかhtmlファイルの記述最適化によるファイルサイズ削減作業に一日没頭する(爆)。

 とりあえず15KB削減に成功(喜)。

 たった15KB? と言うなかれ。

 4つのテキストファイルでこれだけ削減出来た、という事は少なくとも後50は存在する未最適化ファイルを最適化すればかなりの節約が期待できるという事になる。

 問題は、この作業が恐ろしく手間取る事なのだが・・・(汗)。

 

西暦2000年8月7日

 電撃文庫の新刊から「リングテイル 2 凶運のチャズ」と「冥王と獣のダンス」、それに「コールド・ゲヘナあんぷらぐど」を購入。

 「リングテイル」はかなりまともなファンタジー。

 というか、電撃文庫でコレで本当に良いのか(笑)? という位にはまともなお話が続いている。

 次巻に話が続く完全な続き物なのでこれ以上の論評は避けるが、今回も期待は裏切られなかった。

 「冥王と獣のダンス」はいわゆる一つの「不気味な泡」の作者の人の新作(笑)。

 これは冒頭の掴みがちと弱い(苦笑)。

 エラくとんでもない世界設定を実現しているのだけど、その驚きが今一つ強く襲いかかって来ないというのはどうだろう?

 コレも続き物としか思えない引きなので評価は避けておこう。

 最後の一品はシリーズ物の外伝集。

 まぁ、本編読んでいないと只のベタネタの集まりにしか見えない、というのは問題かも知れない(苦笑)。

 

 IBM 5576-001用のカバーを見つけたので取りあえず発注してみる。

 ついでに、落雷対策に雷ガード(電灯線/電話線兼用)を購入。

 野原の一軒家という訳ではないが、それでも落雷の多い地域に住んでいる以上、この位の自衛策は必要か。

 もっとも、この手の機器ってのは、2回も直撃喰らったらそれでお終いの、言うなればファンタジー物で良くある「身代わり人形」みたいな代物なので、もし直撃喰らったらその時は代品を買い求める必要があって、コスト的には結構辛い面がある。

 無論、大事なハードやデータを完全に殲滅されてしまう事を思えば安い出費ではある訳だが。

 ・・・まずは5576-001のカバーが入手出来ます様に。でもって落雷の被害が我が家に及びません様に。

 

 岡山大学鉄道研究会から届いた住所録を元にネット上のOB・現役会員によるサイトを巡ってみる。

 ・・・何というか、つんぼ桟敷に放置されていた気分になる。

 まぁ、今更こっちから言う事は特に無いけど、会としての公式サイトが(久方ぶりに)出来たのならば、それ位は連絡くれても良いのじゃないかなぁ。

 そういう意味ではこの住所録を送ってくれた事は有り難くはある(でも、随分前から所在を教えていたにもかかわらず、私のサイトのアドレスが抜けていたのは非常に不愉快な気分になった)けど、何やら別の泥沼を覗いてしまった様な気分で(溜息)。

 ・・・所詮、連中にとっては私は利用出来る時だけ利用すれば良い、便利な編集マシン程度でしかなかったという事か(自嘲)。

 20周年列車運行後の、あの悪意に満ちた爪弾き(そういう事があった。この件については私は生涯、当事者達を許さない事だろう)にしてもそうだったが、どうにも後味の悪い結末しか残らないのは何故だろうか?

 

 サイト内の各ページについて少々手直し。

 見ると一目瞭然の改修だが、これは一種のサーチエンジン対策(苦笑)と思って頂いて宜しい。

 汎用性を上げて綺麗な構成にすればそれで良いというものではない、という事だな(苦笑)。

 

西暦2000年8月8日

 「ボトムズ・アライヴ」なる“装甲騎兵ボトムズ”を今の時点で総括しようと試みる書籍が出ていたのでゲット。

 ことボトムズ関連書籍については余程でない限りは自動迎撃モード(笑)なのだが、これはアタリだった。

 何より、あの奇跡の様な完成度を誇った“1/24 スコープドッグ”(タカラ)の設計者(退職後、僧籍に入っておられる)の方からインタビューを引き出せたのは大きい。

 というか、これ迄ボトムズに関しては(“スコタコ”をこよなく愛するHJ誌を中心に)幾度と無く関係者に対するインタビューが試みられて来た訳だが、ここまで内情に踏み込む事に成功した(それでさえ諸般の事情で割愛された部分が多い由だ)例は無い訳で、その意味では一連のMG誌の特集でも見られた様に、インタビュアー達の資質が随分問われた格好になっている。

 分かり易く言えば、“スコープドッグ”という道具立てにのみ注目して、それを成立せしめていた作品その物についてはまともに考察を巡らせていなかった段階で、既にして過去の模型誌によるインタビューはインタビューとして失敗していた、という事になろうか。

 いや、タコが好きなのは私もそうだから良く判るのだけどね(苦笑)。

 一つ驚いたのは、あの時代に突如出現したもう一つのキャラクターものプラモデルの金字塔である、日東の「S.F.3.D.オリジナル」(=現マシーネン・クリーガー)の金型が、実はこの1/24スコープドッグを手がけたスタッフの手になるものであったらしい事が明かされた下りで、良い仕事をこなせる職人というのが存外少ない事を思い知った。

 取りあえず、あの時代にアニメものプラモデルを作り倒していた(特にタカラのスコタコを作り(壊し?)倒した)人間ならば必読の一冊だ。

 

 ビデオデッキの修理代の概要が判明。

 摩耗部のアッセンブリ全交換+ヘッド交換で\36,000だそうだ(汗)。

 思っていたよりは安いが、やはり高い(涙)。

 只のVHSデッキなら1台買える値段だものなぁ(爆死)。

 

西暦2000年8月9日

 Macがお亡くなりになった(号泣)。

 というか起動してくれない。

 もしかしたら、と思って一旦総ばらし(電池抜きを含む)を実施して念入りに組み直してみたのだが、やはり起動しない(泣)。

 マザボが死んだのか、それともMPUが死んだのか、それさえ判らないのが辛い。

 最悪のシナリオだと電源が死んだという可能性もある(涙)。

 さてどうしたものか・・・。

 これはやはりPower Macintosh 8600/250のマザボ+MPUでも買って古いのと入れ換えろという天のお告げなのだろうか・・・(溜息)?

 

西暦2000年8月10日

 昨日のMacが起動しなくなった問題だが、夜を徹して調べた結果、漸く原因が判明した。

 原因は、電源BOXに内蔵されたヒューズの断線であった(爆死)。

 どうも何かの拍子で切れてしまったものらしい(汗)。

 要するに、たった5円か10円程の部品が壊れたせいで起動出来なくなってしまっていた訳だ(泣)。

 ちなみに、最初にこれが判明しなかった原因は、ヒューズの内部が不透明で断線を確認出来なかった為であった。

 で、これを交換したら何事もなかったかの様にマシンは起動した(喜)。

 ・・・それにしても、ヒューズが切れるとは考えもしなかった。

 

 ビデオデッキが早くも修理完了。

 早速引き取りに行く。

 結局ヘッド(実は下位機のHV-BS75と共通部品であった事が判明した)、摩耗部品アッセンブリ(キャプスタンローラーやガイドアームなどの明らかに摩耗する部品一式。これはセットで交換するのが基本らしい)、セレクタスイッチ(その存在さえ知らなかったのだが、実は内部に組み込まれていた、使途不明のロータリースイッチ)、それに幾つかのコンデンサ(常時通電する関係で電解液漏れが促進され、残存容量が規定値を下回ったらしい)が交換され、購入当初とほぼ同じ性能を取り戻した(喜)。

 

西暦2000年8月11日

 帰宅途中、新大阪駅で思わぬ時間(午後10時頃)に181系特急型気動車に出会う。

 「はまかぜ」やシュプール号に充当されている、JR西日本による新塗装化とアコモデーション改善を実施されたグループだ。

 結構混んでいるので、一体何処へ行くのだろうか? と思ったら、行先表示幕に「急行 リゾート白馬アルプス 信濃大町」とあった。

 成る程、往年の大出力特急気動車も、今やキハ58系並の扱いでしかないのか(苦笑)。

 無論、これは多客期を当て込んだ一種のサービス列車だからこそ、急行扱いなのであろうが、隣のホームに停まってからバリバリという凄まじいエンジン音と共に急加速していった、智頭急行HOT7000のあの設備や性能を考えると、確かに181系も陳腐化したなぁ、と思う。

 HOT7000による「スーパーはくと」をやり過ごしてから、DMH-17/DMF-13系に始まる旧国鉄系中速ディーゼル機関特有のくぐもった重いエンジン音と、ブレード先端が超音速で回っていると囁かれた強力な排気タービン音がミックスされた、この系列独特の駆動音と共に重厚な造りの車体を引きずるようにしてゆっくりと発車していったその姿を見ていると、何処かしら哀愁が感じられる。

 

 大阪駅でむやみやたらと行列が出来ていたので何の列車かと思ったら、電光掲示板には「ムーンライト八重垣」とあった。

 青春18きっぷの頼もしい友(笑)である、快速ムーンライトシリーズはどれも大概派手に混む列車なのだが、このホームの混雑は尋常ではない(苦笑)。

 何というか、あの混雑ぶりの中で乗車するというのは、実は物凄い才能が要る事かも知れない(笑)。

 もしかすると私が思うほどには混まないのかも知れないが。

 

 帰宅後、MacintoshエミュレーターであるBasilisk IIを起動してみる。

 ・・・おお、これは凄い。

 かなりまともにmc680x0搭載Macintoshのエミュレートが実現されている。

 というか、今のウチのAT互換機2号だと、Power Macintosh 8500/132での同一OS環境よりも高速な気がするのだが・・・(大汗)。

 Windowsのドライブが読めて、漢字Talkの入ったCD-ROMも特に問題無く使え(但しドライバをインストールする必要有り)、ネットワークも専用ドライバのWindows側へのインストール(CD-ROMも同じ)で利用可能なこのソフトは、実行するPCさえ充分に高速(快適に使う為には最低でもPentium III 600MHzクラスのCPUは要りそうに思う)ならば非常に便利であると断言出来る。

 各機能モジュール単位で複数プロセッサに負荷分散出来るというのもポイントが高い(笑)。

 強いて問題を挙げるとすれば、実際にMacintosh II/クアドラ/セントリス系あたりの68系マッキントッシュを持っていなければ使えない(OSも要るしね(笑))事と、68エミュレーションなので今のIEとかは使えない事だろうか(苦笑)。

 という訳で、他力本願(苦笑)ながら、このソフトについてはPower Macintosh対応を特に強く望んでおこう(笑)。

 

西暦2000年8月12日

 散髪に飾磨へ。

 山陽電鉄に久しぶりに乗車。

 行きは5000系第三編成による6連。

 この編成で基本となったのは、同社で最後まで残った釣り掛け駆動車である270/300系の淘汰の為に3*10=30輌が建造された、固定式クロスシートを搭載した5000系第一次車だが、中間に第二次車以降で建造された転換式クロスシート搭載のトレーラーである5500と、最新のVVVF制御三相交流モーター駆動による2輌ユニット電動車(しかも座席は2+1の三列転換クロスシート)である5250が追加挿入されていて、その座席仕様はバラバラだった(苦笑)。

 良くもまぁ、ここまで方針を定めずに増結を繰り返したものだが、ラッシュ時対策や阪神直通対策に翻弄された系列だけに、これも止むを得ない事か。

 今回注目されるのは最後の5250で、要するに阪神梅田直通開始に備えて増備された5030系の仕様で造った5200形(こちらは5000系2次車以降と窓回り以外はほぼ共通設計)という事なのだが、いや、予想外に乗り心地が良く、且つ快適な車輌との感想を抱いた。

 最近はJRで223系による130km/h運転時の蛇行動に慣らされてしまっているのでアレなのだが、客観的に見て、この車の台車は相当良い設計の様だ。

 まぁ、223系1000・2000・3000番台の履くWDTナンバーを与えられた軸梁式台車(型番忘れた)と、この5250の履くKWナンバーの軸梁式台車は、言ってみれば同じ川崎重工の技術陣が手がけた兄弟或いは従兄弟の様なものなのだが(苦笑)。

 帰りは、懐かしの3000系初期車中2000系廃車発生品による主電動機のMB-3020→MB-3037換装工事とこれに伴う改番(同じ電動機を装架する3200系に編入)を施されなかったグループの4連に乗車。

 流石に疲れや老いが目立つ(涙)。

 27、8年前、私が幼かった頃にはまだ初々しい姿だったのを覚えているだけに、少し辛い。

 何しろ、それと同じだけの時間が私の上にも積み重なっているのだから(苦笑)。

 

西暦2000年8月13日

 Basilisk IIの設定を詰めてみる。

 大して速くはならなかったが、それでもそこそこは速くなった様だ。

 取りあえず色々調整した結果、速さ以上に重要な部分で大きな成果があった。

 ・・・おお、ちゃんとPower Macintosh 8500/132のMac OSとの間でApple Shareによるファイル共有まで出来るではないか(喜)。

 という事は、これさえあれば別段Win Mounterとかが無くてもOKという事になるなぁ(笑)。

 只、これ動かして初めて思ったのだが、10Base-Tって凄く遅い(泣)。

 Power MacintoshのオンボードLANは10Base-Tなので、そろそろ100Base-TX対応のカード調達を考える必要があるかも知れない。

 いや、無論Power Macintoshにはその前にCPUアクセラレータカードやメモリ、それに新しいOSを入れねば使い物にならないのだが(笑)。

 それにしても、Pentium III 750MHzがこんなに早い時期に、それもこんなにも遅く感じられる様になるとは夢想だにしなかった事であった(苦笑)。

 

 Netscape 6のPreview Release 2(Windows版)をダウンロードしてみる。

 PR1の時は何やら壊滅的な評価ばかりが伝わって来たのだが、今回はかなり良くなっている。

 周辺の付属ツール類にやや不安定なところが散見されたけれども、取りあえずNavigator本体の動作は結構安定していて、使い勝手自体も4.7とかよりもかなり良くなっている様に思う。

 

西暦2000年8月14日

 某オークションでIBM 5576-001(5576 Keyboard-1)のRicho OEM版の落札に成功したとの連絡が入る。

 お値段は\2,800。

 送料その他を考えても四,五千円前後といった所か。

 このキーボードは前から予備が欲しかったものなので、素直に嬉しい。

 

西暦2000年8月15日

 いわゆる一つの敗戦の日。

 よりにもよってこの日に、小渕内閣の最悪の置き土産である通信傍受法(盗聴法とも呼ばれる。実体としてはこちらの方が正解か)が施行された。

 警察という組織が今陥っている状態を考えれば、これはどの様な意味でも悪法以外の何物にもなり得ないと思うのだが・・・。

 

 Basilisk II上のMac OS/漢字Talk環境の機能拡張を最適化し、色々必須ソフトを入れてみる。

 随分使い易くなった(喜)。

 ここまで使ってみての感想としては、68系MacエミュレータとしてのBasilisk IIの挙動はほぼ完璧に近いと思う。

 というか、Quadra 800の実機を使っているよりも寧ろ快適な位だ(苦笑)。

 強いて不満を言えば、画面が崩れた場合のリカバリが不十分なのと、OSインストール時にA/ROSE機能拡張書類(NuBus用特殊ネットワークカードの為の機能拡張。当然普通に使う分には不要)が絶対インストールされない様に気を付けねばならない(A/ROSEがインストールされていると、起動に失敗する)事が面倒な位か(苦笑)。

 只、このパフォーマンスを実現するにはPentium III 750MHzクラスのCPUと256MB以上の実メモリ、それにかなり高速且つ大容量なHDDが要るのだよなぁ・・・(溜息)。

 

西暦2000年8月16日

 昨日夜半来の下痢と腹痛で苦しむ。

 尾籠な話だが、腹の中にあったモノを全部出す所までトイレに通う事を強いられた。

 原因は恐らく寝冷え。

 お陰で丸一日力が入らず、どうにかこうにか出掛けて行った講義も、結局上の空で聴く羽目に陥ってしまった(泣)。

 

西暦2000年8月17日

 ハーバーサーカスの祖父地図でPower Mac G4 Cubeの実機に触れる。

 想像以上にコンパクトだ。

 そして想像以上に熱が出る(苦笑)。

 話題の新マウスはかなり良い感じだったが、新キーボードはタッチが相変わらずへにゃへにゃでかなり無惨(泣)。

 そういえばこのキーボードから電源ボタンが排された事が話題になっている様だが、良く良く考えてみると理由は簡単だ。

 最近のUSBキーボード付きになってからのMacを使っておられる方には既にご承知の事と思うが、これらのマシン付属の純正Powerキー付きUSBキーボードはUSB HUBを介して本体と接続するとPowerキーが使えなくなる、という問題を抱えている。

 それは、本来のUSB電気信号規格に無い独自仕様がこれらのキーボードには追加されていて、一般的なUSB HUBは当然そんなモノの事は知らないし関知もしないからそもそも中継の仕様が無い為だが、察するにこの辺に関する苦情が余程多かったのではあるまいか。

 そもそもAppleはIntel等と共にUSBの規格策定に関わった訳だが、その段階でPowerキーの挙動に問題が出る可能性が高い事が判らなかった等という事が果たして起こりうるものなのだろうか?

 そういう意味では今回のPowerキー撤廃は苦肉の策、という印象が拭いきれない。

 一応、今回の廃止については「押し間違いを減らすのが目的だ」という公式見解になっているが、専用CRTの電源ボタンで本体側もOFFに出来る様に専用の信号線を含む新規格コネクタケーブルを採用した事から考えても、USBキーボード経由の電源制御には厄介な問題が多かった事と、遠隔操作の電源ボタンはやはり必要(でなければわざわざ信号線を新ケーブルに組み入れたりはしていないだろう)という要請が強かった事が伺えよう。

 まぁ、いかなApple社といえども完璧では無い、という事だな(苦笑)。

 

西暦2000年8月18日

 「銃夢」完全版の第6巻を購入。

 残り後1巻という事でそろそろネタが尽きてきたのか、今回は付録に3分程の3DCGムービーを収録したDVD(爆)が付いて来た。

 ・・・ここまでやるのか(笑)。

 内容は馬借戦記の後編。

 やはり電様が熱く(涙)、ノヴァ教授がイカす(笑)。

 それはそうと、巻末の広告を読んだらウルトラジャンプ誌で「銃夢」の新作が連載開始されるらしい。

 それはそれで結構なのだが、だとすると今やっている「水中騎士」は打ち切られるのだろうか?

 今一つ人気が出ない様だが、個人的にはアレはアレで結構楽しみにしているのだけどなぁ・・・(溜息)。

 

 ポン橋を徘徊する。

 色々欲しい物はあったが、尽く我慢。

 で、何もかも我慢するのも体に悪い(笑)ので、某虎の穴でUGO(Under Ground Organization)の“SERIO STYLE 2000”なる同人誌をゲット。

 内容はタイトル見れば判る人には判ると思うから、敢えて言わない(苦笑)。

 ちなみに何故か「東京都推奨」の特製ゴミ袋が付いて来た(笑)。

 97年に東京に行った時にここの“ほ”なるエヴァ本を買って以来、ここの「いちば仔牛」氏のファンになってしまった(笑)のだが、何しろ同人誌の世界からは遠く離れた所で生息していた(苦笑)ので、ブランクが出来てしまっていた。

 それだけにこの出会いは嬉しいのだが、実はこの本、昨日入荷したばかりであったらしい。

 これも“縁”って事か。

 

西暦2000年8月19日

 “イグナクロス零号駅”なるコミックを購入。

 ・・・どうも何処かでこの話は見た様な気がするのだが、何処で見たのか思い出せない。

 ある意味非常に“電撃”らしい作品だが、どうも今一つ押しが弱い気がする。

 

 オークションで落札したRICOHブランド(OEM品)のIBM 5576-001キーボードが届く。

 おお、キータッチが微妙に違う。

 これはこれでかなりエエ感じ(笑)。

 というか、かなり当たりが柔らかくて好ましい。

 そんな訳でAT2号機にこれを繋ぎ、これまで使っていたIBMの5576-001はAT3号機に回した。

 今後はRICOH版で探す事にするか・・・。

 

西暦2000年8月20日

 行きつけの某模型店でモデルカステンの新製品“SnakeEye”が入荷しているのを見る。

 ・・・そうか、モデルカステンのガレキ版MaKキットのパッケージは英語じゃなくてドイツ語表記なのか(笑)。

 凄ぇ欲しいけど、その金は無い(泣)。

 じっと我慢の子であった事よ(涙)。

 

 「革命暮れて皿洗い ガンゴースト」なる新刊文庫を、カバー・挿絵の幡池氏の画に騙されて(笑)購入。

 が、いざ読んでみると予想外に面白かった(苦笑)。

 よもやファンタジーもの、それも無政府主義者と議会制民主主義者の争う王政打破後の王国なんてドロドロのシチュエーションで、淡々としたギャグ小説が成立するとは思わなかった(笑)。

 

西暦2000年8月21日

 RJ-45コネクタが破損したLANケーブルの代品2本を購入。

 圧着工具を持っていたらコネクタを買うだけで済む所なのだが、そんな高い工具を買っても元が取れる程使うとは思えないので、取りあえず新品ケーブルを買う事にした。

 長いと取り回しで鬱陶しいので、最短の1mケーブルを買ったが、この長さの差というのは転送速度に影響が出るものなのだろうか? などとふと思う。

 どうせ電子による信号伝達速度は音速以上光速以下(条件を満たせばほぼ光速で進むらしいが、抵抗やら何やらがあるので、そうは問屋が卸さない)だから、実用上は余程ケーブルを引きずり回さない限り、ケーブル長に起因する信号遅延が問題になるシチュエーションというのはまず発生しないとは思うのだが、実際の所はどうなのだろうか?

 

 2型9号に向けた準備を行う。

 具体的にはフォルダ新設によるファイルの配置変更と、新ファイルの記述開始。

 専用ツールは持っていないので、例によって例の如くWindows標準装備の「メモ帳」によるhtml直接記述だ(笑)。

 とりあえず鉄道ネタ、それも地元の山陽電鉄ネタで行く予定だが、地元なのに殆ど写真を撮っていない(というか、身近だった頃にはカメラなど持っていなかった)上に、撮った写真もスキャナが無い(ついでにPhoto CDにする金も無い)ので、多分テキストのみの鬱陶しいページとなるだろう。

 何しろ小学校の通学時に毎日舐めるようにして観察していた(笑)車輌についてなので、あの頃の事ならば今でもするする原稿が書けてしまう(苦笑)。

 我ながら良く見ていたのだなぁ、と感心してしまった事であった。

 問題はこれからそろそろ忙しくなってくるので、その記述の時間が確保出来なくなってくるだろうという事なのだが・・・。

 

 そういえば先日入手したRICOHブランドの5576-001キーボードだが、長時間使ってみた結果、これは非常に素晴らしいタッチの製品(本家日本IBM版より良いのではないか)である事が判明した。

 加えて、キータッチもさる事ながら、何よりクリック時のバネの音が金属的且つ威嚇的なIBM版と異なり、微妙に柔らかくて邪魔になりにくいものであった事が素晴らしい(笑)。

 今後5576-001を探される方(いるのか?)には、是非RICOHブランド版を探される事をお勧めしておこう。

 

西暦2000年8月22日

 母親にExcel 97の機能について尋ねられて返答に窮する。

 ・・・だから私はExcelは専門じゃないというに(苦笑)。

 それにしても、こないだまでExcelのえの字も知らなかった人が、いきなりExcelに実装された機能中でも最難関のVBA(Visual BASIC for Application)に関わる突っ込んだ質問をして来るというのもどうかと思うぞ(苦笑)。

 仕方がないので、VBAの解説本を買ってきて渡してみる。

 のっけっからオブジェクト指向(爆)だのクラスライブラリだのって言われて面食らっている様だが、こうしておけば当面はおとなしくしてくれるだろう(笑)。

 

 榊一郎の「ストレイ・ジャケット1 ニンゲンのカタチ 〜THE MOLD〜」なる新刊文庫を購入。

 いわゆる一つの「捨てプリ」の作者の人の新作だが、今回は作風が随分違っていて、えらくハードだ(笑)。

 読んでつくづく思ったのは、この人はパソコン世代の思考回路で物語を駆動しているのだなぁ、という事。

 微妙な事なのだが、善し悪しとは別のレベルで、言葉の端々にそれが姿を見せている様に思う。

 話自体はそれなり以上の出来。

 取りあえず次巻も買い、だな。

 

西暦2000年8月23日

 朝日新聞朝刊でJR西日本223系近郊電車に搭載されたVVVF制御器が発するノイズが原因で、201系通勤電車搭載のCH-1サイリスタチョッパ制御器の前段に置かれた低周波検出装置が動作し、走行不能に陥るという事故が発生していた事を知る。

 何でも大阪−新大阪間で多発しているのだがそうだが、そりゃそうだろう。

 新快速運用が主体(新快速に余剰の出る昼などは快速にも入っているが)の223系電車と、JR宝塚/京都/神戸線でほぼ各停限定運用の201系電車がそこまで接近して同じ線路の上を走るのは、いわゆる東海道・山陽本線系の複々線が事実上複線になってしまう(北陸方面への長距離列車及び淀川の手前で合流する梅田貨物線経由の関空/紀勢線直通特急群に外側線が占拠されている)大阪ー新大阪間の内側線、それに山陽本線西明石−加古川間の2カ所位のものだから、何か事が起こるとしたら、まず最初に列車密度の極端に高いここで起こるのはある意味自明の事の様な気がする。

 まぁ、ここ5年程の間に400だか500だかという結構な数が急造された223系1000〜3000番台全車の中で、問題が発生したのは6輌程、という話であるから要するに223系の制御器生産上のバラツキによる不良が原因なんだろうが、とりあえず今回はは異常が発生しても乗客の命を危険にさらす方向に話が進まなかった事で良しとすべきだろう。

 201系が殆ど無用の長物である低周波検出装置なんてモノを主回路の入り口に付けたのは、確か同系列が国鉄初の実用直流無接点制御器であるCH-1を積んでいる関係で、その主回路の低周波ノイズを誤って回生制動時に架線に送り込んでしまう事と、それが原因で軌道回路による信号に異常が発生する事を危惧して、そうなった時の保険を目的としてであった筈だが、何はともあれ想定外の異常発生時のフェイルセーフという当初の目的だけは果たされた訳だ(苦笑)。

 というか、これが無ければ223系の制御器のバラツキ問題は露見しなかった筈で、その意味ではこの装置は旧国鉄技術陣の期待以上の重要な役割を果たしたといって良いのではないか。

 半導体スイッチング素子による制御が他車や信号の軌道回路に悪影響を及ぼす事に対する懸念というのは、この201系を含む先行する界磁/電機子サイリスタチョッパ車の実績もあって、VVVF制御の試作が本格的に始まった70年代には既に意識されていた(だからこそ、本邦初のVVVF制御による実用車は、小容量でしかも軌道回路を特に持たない(架線に付いたトロリーコンダクターで検出を行う)路面電車の熊本市交通局8200形となったのだ)事だが、正直なところ、よもやここまで普及してから問題が発生するとは思わなかった。

 まぁ、それは恐らく当のJR西日本自身にとってもそうなのだろうとは思うが(苦笑)。

 

西暦2000年8月24日

 茅田砂胡の「王女グリンダ」と岡部ださくの「世界の駄っ作機 F.MkII」を購入。

 前者はあの喪われた大陸(笑)の遺産である同名シリーズ2冊(後に中公C-NOVELS Fantasiaでデルフィニア戦記として再構築の上で発表されたシリーズの原型)の復刻で、纏めた以外は完璧に(挿し絵も含めて)元のままであった。

 何故今頃この本が刊行されたかについては巻頭の著者の言葉に詳しいが、そりゃまぁ、一旦切れてしまったシリーズを続けろと言われても、一旦新規まき直しでシリーズを再構築している以上、難しいつうかまず無理だよなぁ(苦笑)。

 そういう意味では、これは8年前のあの夏、突如として姿を消してしまったあの出版社に手向ける供物のようなモノなのかも知れない(笑)。

 

 8年前のあの日の事は割と鮮明に覚えている。

 今から10年程昔、つまりバブル期の真っ最中に大陸書房は何をトチ狂ったのかファンタジーノベルという当時殆ど未開拓のジャンルに手を出して、それに成功してどんどんその規模を拡大していた。

 朝松健の「魔術戦士」、ひかわ玲子の「エフェラ&ジリオラ」、それに斉木昌美の「アシュラウル・サガ」など結構癖の強い作品が多かった(その辺は、大陸が主力の釣り雑誌の他に、かなりの規模のオカルト関連書籍出版で知られた会社であった事に事情があるらしい)のだが、この時期長編/大作指向の強いシリーズものが次から次へと刊行され、それにまじって有象無象(笑)の、しかし明らかにある方向性(聞く所によれば、当時大陸の編集部はコミケのオリジナル系同人作家を中心に新人作家探しをしていたらしい)で揃えられた新人作家の作品が多数世に送り出された(無論その中には茅田砂胡も含まれる)のだ。

 何しろあの「最終戦争シリーズ」の山田ミネコにまで小説(ちなみにイラスト担当は流石に当人ではなく、廈門潤だった)書かせてしまった(爆)のだから、一体どんなモノだったのやら、という話になるが、ともかくここでデビューした作家の数と多様性というのは同時期の角川/富士見からのデビュー組以上(但しだからといって平均的なクオリティが上回っていた訳では無い事には注意が必要だ)であった。

 それが突然に途絶えてしまった訳だから、読み手の側としてはたまったものではなかった。

 具体的な例で言えば、先に挙げた長編3作品、つまり「魔術戦士」、「エフェラ&ジリオラ」それに「アシュラウル・サガ」の3作品の内、「エフェラ&ジリオラ」以外の2作はいずれも最終巻刊行直前(悪い事には「アシュラウル・サガ」は確か倒産した日の前後に最終巻が刊行される予定であった。又、倒産時点で新書が完結していた「エフェラ&ジリオラ」も、手直しを含む文庫化作業が最終巻を残して完了し、実際にも最終巻を残して刊行されていた)、期待の新シリーズとして快調に刊行されつつあった「王女グリンダ」シリーズも第3巻刊行直前(確かこれも倒産した8月刊行予定だった筈)、と各シリーズが尽く最悪のタイミングで打ち切られる結果になってしまったのだ。

 ちなみに、大陸書房の関係会社には天山出版という出版社があった。

 関連会社という事で当然にこの会社も連鎖倒産の憂き目にあったのだが、実はここは当時大流行していた仮想戦記ブームの火付け役の一つであった。

 そう、後に徳間文庫より再刊される佐藤大輔の「逆転・太平洋戦記」シリーズ2作、それに同じく佐藤大輔の怪作「信長征海伝」の原型(確か「覇王信長伝」とか言った)を最初に上梓したのはこの会社だったのだ。

 つまり、そういった何もかもが突如として書店から引き上げられたのだが、何も知らなかった当時の私を含む読者達がどれ程困惑し当惑したかは言うまでも無いだろう。

 何しろ、いよいよ決戦、といったシチュエーションのまま(爆死)でそれから何年も(「魔術戦士」など、完結まで実に7年以上待たされる事になった)放置されてしまったのだからたまらない(苦笑)。

 まぁ、大陸の沈没後、そこに集っていた作家達は四散して、様々な出版社から作品を発表する様になってファンタジーものの一般化に大きな役割を果たした(ちなみに大陸でファンタジーものを担当していた編集者は当時の中央公論社が拾った様だ。それは、茅田砂胡に斉木昌美、それに幾人かの大陸出身作家がC-NOVELS FANTASIAのスタートに大きな役割を果たした事からも伺える)から、大陸の倒産がその後の出版業界に与えた影響はかなり大きかったのだと思うが、何にせよあの年の夏から秋にかけての時期を非常に退屈に過ごしたのを良く覚えている。

 そんな、混沌の時期に何度も読んだ作品だけに、この「王女グリンダ」シリーズをはじめとする大陸系ファンタジー小説群に対する思い入れは強いのだが、そうか、あれからもう8年も経ってしまったのか・・・(溜息)。

 

 「世界の駄っ作機 F.MkII」の方は確か一昨年の年末に出た1作目の続編。

 要するに航空史上のマイナーな駄作機を紹介するモデルグラフィックス誌の人気連載の単行本化なのだが、相変わらずというか何というか、よくもまぁここまで次から次へと珍機・怪機が出て来るものだ(笑)。

 何しろ30と少々の掲載機種中、私にちとでも覚えのある機種というのがせいぜい4機種か5機種、それも米国機に限られるというのだから、筆者である岡部ださく氏の言うところの「航空機史上の冥府魔道」に転がるこれらの駄作機群がどれ程奥深いものかが知れよう(笑)。

 というか、何でこんなに沢山駄作機造ったのかね?>イギリスとフランス

 敗戦国が断末魔で造った(ペーパープランはともかく、不思議とそういう状況では駄作機の実機は生まれにくい。切迫した戦況、不足する時間と人員、それに欠乏する資材という厳しい現実が寝言の様なプランの展開を拒むからだ。第2次大戦末期のドイツや日本を見よ)というならともかく、戦後になって旧敵国から山程技術資料や基礎データを分捕ってきておいて、何でまたあんなに珍妙奇天烈な飛行機ばかり作れたのだろうか? >特にフランス(苦笑)

 ふと、そんな事を考えさせられた。

 まぁ何にせよ、非常に楽しい本であった(笑)。

 

西暦2000年8月25日

 昨日と一昨日の訂正がそれぞれ一つ。

 一昨日、「淀川の手前で合流する梅田貨物線経由の関空/紀勢線直通特急群に外側線が占拠されている」って書いたけど、良く考えるまでもなく、アレは別線だ(笑)。

 で、大阪−新大阪間の外側線を占拠するのは新大阪駅そばの宮原電車区から大阪駅方面への出入庫線を出入りする列車という事になる。

 昨日の分は「確か「覇王信長伝」とか言った」と書いたけど、これは「逆転・信長軍記」が正解。「覇王信長伝」はワニノベルズ時代のタイトルだ。

 以上、訂正させていただく。

 いかんね、こう暑いとボケて(苦笑)。

 

 遂にX1turboZ(CZ-880C)をゲット。

 筐体は傷だらけだったが、元箱とマウス以外は完品だったので購入。

 ちなみにお値段は税込み\5250。

 念願の一品なのでかなり嬉しい(喜)。

 でも当分は繋ぐべきモニタが倉庫なのでお蔵入り(泣)。

 

西暦2000年8月26日

 高橋良輔監督の「DEAD POINT 2」と岩本隆雄の「鵺姫真話」を購入。

 「DEAD POINT」はそもそも1巻からして怪しい展開だったが、とうとうTAが出てきてしまった(爆)。

 つうか、「特務自衛隊」に「ベルギスタン」でもって「豪和」じゃ、完璧あの作品の外伝じゃん(笑)。

 まぁ、面白いからエエけど(苦笑)。

 「鵺姫真話」の方は岩本隆雄の実に10年ぶりにして第3作目(爆)。

 何というか、10年前の「星虫」や「イーシャの舟」と全然違和感無いのが凄い(笑)。

 もしかするとこの10年間全然進歩無かったのか?この人??

 いや、無論話は面白かったのだけど(苦笑)。

 

西暦2000年8月27日

 S-FANの後輩のM君にATA/33→Ultra Wide SCSI変換アダプタを売却。

 直接ポン橋で会って手渡し(笑)。

 暫くぶりにあったM君は相変わらず元気な様子だった。

 で、その後延々とポン橋中古ショップ巡りを彼と敢行(爆)。

 私の成果はIBM 5576-002キーボード(5576 Keyboard-2:\315)と3com 3C905-TX(Fast EtherLink XL PCI:\1050)の2点。

 M君の方は#9 Revolution 3D WRAM 8MB AGPと3com 3C905-TX、それにIBM 5576-A01キーボードといったところだった。

 正直言ってまさかIBMメカニカル/メカクリックの2機種がジャンクキーボードの山の中に埋まっているとは思っていなかったのだが、侮り難しは某ショップ(特に名は秘す)で、98やMac、あるいは謎のWS用キーボード、そしてIBMはIBMでもタッチが格段に劣る5576-B01(ミツミのOEMらしい)の山の中からそれぞれ一つづつ発掘した(笑)。

 ちなみに5576-002は5576-001と全く同一のスイッチを用いる(という事はALPS製基板採用と思われる)メカニカルキーボードで、如何にも過渡期の試行錯誤の後が伺える日本語変換キーの配置(OADG 106に至る直前の配列で、Altの刻印のキーが存在しない)が印象的な、素晴らしいキータッチの逸品であった。

 これに対して5576-A01は妙に凝った機構を内蔵したメカクリック(ここまで凝るならメカニカルスイッチにしても良かったのではあるまいか?)キーボードで、いわゆるOADG 106キーボードの始祖に当たる製品だが、タッチとしてはIBM米国本社の101キーボード(細長いコイルバネの挫屈を利用したクリック機構を持つ)に類似のもので、001/002のメカニカルスイッチと比べればやや重い印象がしたが、これもかなり素晴らしい製品であった。

 これらが処分価格\300(税抜)で売られていたのであるから、発見した我々の喜びようがどれ程のものであったかは言うまでも無かろう(笑)。

 もっとも、2つともキートップその他は長年劣悪な品質のキーボードカバーがかかっていたのか、かなりベタベタで汚れていたので、その清掃には手間取りそうなのだが(苦笑)。

 それでも、良い買い物であったと思う。

 M君も言っていたが、これが縁というものなのだろう。

 

西暦2000年8月28日

 今日は一日家でお篭もり。

 早速、昨日買ったLANカードとキーボードの動作チェック。

 どちらも無事動作した(喜)。

 で、嬉しくなってサイトの項目を追加(苦笑)。

 暫定版という事でサイト全体のバージョンは未変更。

 

西暦2000年8月29日

 小林源文の新作「Cat Shit One」の第2巻と森岡浩之の「月と炎の戦記」(文庫版)、それに荻野目悠樹の「双星記 1」を購入。

 「Cat Shit One 2」は巻頭のエピソードで猿(!)の佐藤(大輔)&中村コンビがベトナム派遣のレンジャー隊員として大暴れ(苦笑)する愉快な一品。

 まぁ、相変わらずといえば相変わらずのノリではあるのだが。

 「月と炎の戦記」は新書でも持っているが、一応購入。

 これは実はあとがきが一番衝撃的かも知れない(笑)。

 「双星記 1」は新作の星間戦争もの。

 全体構想でどれだけ捻りを利かせて、先行する類例以上になれるかどうかが見物といった所か(苦笑)。

 なまじ秀作や傑作の多いジャンルだけに、難しいのは作者自体重々承知している事は見て取れるのだが、本当にこれから先どういう風に展開するつもりなのだろうか?

 

 レイルマガジン別冊で夏の恒例行事(笑)である「トワイライトゾーンマニュアル 9」を購入。

 レイルマガジン本誌で今も続いている「トワイライトゾーン」という連載は、昨今の「廃線跡を歩く」系のブームの先駆けとして、そしてその資料的価値において非常に重要な意味を持つシリーズであるが、その割には大して高い評価が受けられないのは何故だろうか(苦笑)?

 ・・・やはり「怪しいモノ」を楽しむというスタンスがまずいのかなぁ(溜息)。

 無論、その姿勢を崩さないからこそ長続きしているのだと思うが。

 

 某中古屋でIntelのLANカード(S82557搭載)を\1050(税込)で購入。

 後輩のM君にはヤバいから買うなと言った代物だが、私はちゃんと対策を取れるので買ってもOK(爆)。

 というか、本当は3comの3c905-TXの方が欲しかったのだが、当然というかそっちは売り切れてしまっていたので仕方なく買ったのだ。

 まぁ、単体としては1枚も持っていなかったカード(82557自体はXv13にオンボード実装されている)なので持っていてもエエかな、という判断が働いたのも事実ではあるが。

 帰宅後ヒートシンクを正しく張り付けてAT3号に挿してみると、物凄い熱を発しつつも正常動作した(喜)。

 それは良いのだが、こんなに熱の出るチップを何の対策も採らずに出荷して大丈夫だったのだろうか?>Intel

 風通しの悪い筐体だったら最悪の場合、熱破壊が起きる危険があると思うぞ(汗)。

 実際、こいつをオンボード搭載したPC-9821Mate XのW型番以降とMate Rでちらほらそういう話も聞くのだが・・・。

 TERADRIVEのキーボード(HTR-2106)がいきなりお亡くなりになる(泣)。

 で、どうにか修理出来ないものかと思って分解してみる。

 ・・・これ、メカニカルスイッチちゃうやん(汗)。

 そんな訳で慌ててTERADRIVE 106キーボードの項目を訂正。

 

西暦2000年8月30日

 今日発売のドラゴンマガジン誌今月号の巻頭特集を読んで絶句する。

 ・・・ちょっとこれはやりすぎじゃなかろうか(苦笑)。

 

 2型9号、一応竣工。

 主な変更点はキーボード関係の修正と追加(5576-002)、それに鉄道関係で「山陽電鉄の記憶」新設。

 但し「山陽電鉄の記憶」はまだフレーム記述とファイルの用意だけで内容は皆目無い(泣)。

 9月以降滅茶苦茶忙しくなるので、果たしてこれから手を入れられるかどうか判らないが、取りあえず用意だけしておく。

 余り期待されない様に。

 もっとも、あんなページを期待する人は殆ど居ないとは思うが(苦笑)。

 

西暦2000年8月31日

 徳間の新文庫シリーズである、徳間デュアル文庫の新刊、上遠野浩平の「ぼくらは虚空に夜を視る」と田中芳樹(!!)&荻野目悠樹の「野望円舞曲 1」を購入。

 先日の荻野目悠樹の新作を読んで抱いた疑念(あのあからさまな銀英伝の踏襲→第13艦隊の新設とか)が漸く解けた(笑)。

 そうかそうか、こーいう関係か(苦笑)。

 しかし田中芳樹も相変わらずだ(爆)。

 そういや、このデュアル文庫で銀英伝も「ファイナルバージョン」と銘打って刊行開始されていたけど、一体何処に手を入れたのだろう?

 ちょっと気になる(苦笑)。

 

 賀東招二の「フルメタルパニック」のコミック版をゲット。

 ・・・まぁ、こんなモノか。

 時系列的には短編シリーズと長編シリーズを巧妙に組み合わせて構成されていて、その意味では巧いとは思うのだが、画的にどうしても小説イラストの四季童子に勝てない、ってのが辛いか。

 

 帰宅後、夕方に寝てしまう。

 夏の疲れが出たといったところか(苦笑)。


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