− 使って便利なトランジェント・コマンド3題(森) − ★FORMATコマンド  フロッピー・ディスク(2D)の物理フォーマット・論理フォーマット・システムジ ェネレートを行なうコマンドです.「FORMAT&SYSGEN」の機能を包含し, さらに物理FORMATがかけられます(以前はBASICでフォーマットしたディス クを使っていた). 今回サポートした機種は, ・X1/turbo ・MZ−80B/2000/2200/2500 (多分700/1500も可) の2種類です.PC−8801は「FORMAT&SYSGEN」で物理フォーマット がかけられますので,特に必要ないと思い今回は作成しませんでした. [使用法] # FORMAT:デバイス名:スイッチ<CR> (<CR>はリターンキーを表わします) ・デバイス名はA:〜D:.RAMディスクの初期化はできません. ・スイッチには以下の種類があります. /C ・・・物理フォーマットを行なわない. /S ・・・システムジェネレートを行なう. /A ・・・確認のメッセージを出さない(バッチ処理中で使用する場合) ★DISKCOPYコマンド  ディスクのコピーを行ないます.1トラック単位で複写します(1ドライブでの複写 不可).また最大トラックからコピーするので,サイズの異なるデバイスに複写すると きは,小→大はできますが,大→小はエラーとなります. [使用法] # DISKCOPY:複写元デバイス名:複写先デバイス名:スイッチ<CR> ・デバイス名は,A:〜E:です. ・スイッチには,/A(確認なし)が使えます. ★SEADSKコマンド  ディスク内のデータ・サーチ(検索)を行ないます.指定したデータが見つかれば, そのアドレスを表示します.データは16進,文字列のいずれでも指定できます. 1セクタ単位で処理しているので,スピードは速くありません. [使用法] 1)# SEADSK:デバイス名:nn nn ・・・<CR> 2)# SEADSK:デバイス名:″文字列<CR> ・デバイス名は,A:〜E:です. ・nnは16進数2桁を表わします. ***  もし,「こんなコマンドが欲しい!」「やっぱりフォーマットしながらコピーできな ければダメ」など,要望ご意見がございましたら,私(森)まで封書,または「S−O Sネット大阪」にてお寄せください. ※参考文献  「試験に出るX1」 祝 一平 「SuperMZ活用研究」 高橋 雄一 Oh!MZ87年5月号「S−OS″SWORD″変身セット」 (EOF)