X1turbo model30(CZ-852C)

 これを買った理由はかなり不純です^^;。I/O誌に掲載された6MHz化改造をX1turbo10に施すべく、クロック基板を製作しました。X1turbo10側もオシレータをソケット化して、そのクロック基板を接続したのですが、全く動きません。オシレータに戻すとちゃんと動くので、原因はクロック基板だということはわかったのですが、回路通りに組み立てたのに動かないのは納得行きません。
 もしかしたらロットが古くて動かないのかも、ということで日本橋に走り、MSLにてこのX1turbo30を15000円で買いました。付属品はキーボードのみ、マニュアル・システム・箱はありませんでした。
 持ち帰り中身を見てびっくり。X1turbo10よりさらに古いロットで、ストラップは走り、BIOS ROMは256Kbitではなく128Kbitを2つ使用して特別な基板で搭載してあります。いやあ、失敗したなぁとか思いつつ、同じ改造をしてみたらやっぱり動きませんでした^^;。
 結局動かなかった原因はTTLの種類がLSだったためで、記事にはそれでも動くとあったのですが、実際にはSを使わないとだめだったのでした。該当するICをS TTLに交換するとちゃんと動くようになりました。クロック基板はこちらにつけました。
 X1turbo30には元々あまり改造はしてなかったのですが、知人から譲ってもらったPC-8801MHのドライブを接続していた頃は内蔵ドライブの番号を切り替えられるスイッチをつけたりしていました。
 今は、PC-88VAから取り出した2HDを元の2Dの代わりに入れてあります。2Dの時のパネルを加工し、見た目に製品と変わらないようにしています。元ついていたドライブ番号変更スイッチは、今は起動モード変更スイッチになっています。
 1枚目の写真で、本体の上に載っているのは3インチFDDユニットですが、3インチドライブの代わりに3.5インチドライブを2ついれてあります。元々X68000PROに接続するつもりで製作したのでドライブ1側には20MBのSCSI HDDが入れてあります。これは、今はMZ-2800に接続してあります。
 拡張スロットにはFM音源とS-OSUC謹製不揮発性EMMボードの試作品が入っています。先日カラーイメージボード2が手に入ったので拡張I/Oボックス経由でつなごうと思っているところです。
 これは、ヤフオクで出品された「X1turboの試作品」というもの。真偽のほどは定かではありませんが、けっこうシャープでは社員が試作品をもらって帰るということがあるみたいなので、まぁ信じていいのでしょうね。試作品としても、コネクタの配置であるとか商品そのものと変わりませんので、多分量産前の最終試作というような位置づけで作られたものなのでしょう。
 私は落札しなかったので詳細は不明なのですが、落札した方は中身とかソフトの互換性とかいろいろ解析して発表してほしいなぁ、と思うのですが…。

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