FENIX readme


FENIX Ver0.2 Copyright (C) 1991-1998 S.Uchida
fsh Ver0.2 Copyright (C) 1991-1998 S.Uchida

★ システムの概要

FENIXとは、MZ−2500/2861(2500モード)専用のOSです。 FENIXは以下のような特徴を持っています。

★ 動作環境

MZ−2500/2861(2500モード)
RAM  128/256KB
VRAM  64/128KB

その他

EMM  640KB

に対応しています。(無くても可)

RAMが128KBの場合は、アルゴ機能を外すなどのことをしないとフリーエリアがほとんどなくなります。

また、MIDIボード優音に対応しています。 詳しくは優音関連ツールのマニュアルを参照して下さい。


★ インストールの方法

1.起動ディスクの生成

まず必要なファイルを用意します。 実行ディスクを生成するには、少なくとも以下のファイルが必要です。

"FENIX02.trs"  実行用ファイルを格納したアーカイブファイル(BSD)
"FX_install"  インストール用プログラム(BTX)
"XTRANS"  BASIC で動くテキスト→バイナリ変換ツール(BTX)

BASICを立ち上げて、まず XTRANS を実行して下さい。 そして FENIX02.trs を変換対象ファイルとして指定すると、展開が行われて "FENIX02" というファイルが生成されます。 XTRANS の指示に従って、適当なディレクトリにセーブして下さい。

続いてBASICのユーティリティーを使ってシステムディスクを1枚作ります。 標準のシステムディスクを元に作るとほとんど空容量がありませんので、ユーティリティーの類なんかを全部消去して下さい。 残念ながらそれらのツールは FENIX では役に立ちません。

そして FX_install を実行します。 カレントディレクトリを "FENIX02" があるディレクトリにして、ドライブ1にシステムディスクを入れてから実行して下さい。

無事に終了すれば、起動ディスクの完成です。

2.基本ツール類の準備

各種ツールをネットワーク経由で入手するには、trans/xtrans 及び fzarc/fzext が必要になってきます。 trans/xtrans はバイナリ<->テキスト変換ツールで、fzarc/fzext はファイルの圧縮/展開を行うツールです。 他のツールはたいていこれらのツールで圧縮され、テキスト変換されていますからこれらのツールがあれば他のツールも使えるようになります。

これらのツールを揃えるには以下のファイルが必要となります。

"xtrans.trs"  xtrans の FENIX 版実行ファイル(BSD)
"trans.trs"  trans/xtrans の FENIX 版アーカイブファイル(BSD)
"fzarc050.trs"  fzarc/fzext の FENIX 版アーカイブファイル(BSD)

まずは BASIC 上で XTRANS を走らせ、xtrans.trs を変換して下さい。 xtrans というバイナリができますので、FENIX の起動ディスクに入れて下さい。 /bin というディレクトリでも作って、そこに入れればいいでしょう。

そして FENIX を起動して下さい。 さっきの xtrans を /bin に入れたのなら、コマンド名だけで起動できます。

xtrans fzarc050.trs
とでもして(実際には fzarc050.trs にはちゃんとパス名を付ける)変換して下さい。 すると fzarc050 というバイナリができます。 そこでおもむろに
fzarc050
としてやると、実行形式とドキュメントがカレントディレクトリに生成されます。

次に、

xtrans trans.trs
として(くどいけど trans.trs にはちゃんとパス名を付けるべし)変換します。 すると今度は trans.FZ という BRD ファイルが生成されます。 これは実行できませんので、
fzext trans.FZ .
として下さい。 すると実行形式とドキュメントがカレントディレクトリに生成されます。

これで必要最低限のツールは揃いました。 なお、今やった通りにするとカレントディレクトリがゴチャゴチャになります。 実行形式は /bin に、ドキュメントは /doc に、などと決めて整理して下さい。

cp xtrans /bin
とすると xtrans を /bin の下にコピーします。 要らないファイルは
rm xtrans
とでもすれば消えます。

あと、各種ツールを TRS 形式で入手したら、

xtrans そのファイル名
として、生成された BRD ファイルを
fzext そのファイル名 .
とすれば展開できます。 しかし一度は trans/xtrans と fzarc/fzext のドキュメントに目を通しておいて下さい。

★ 最後に

fsh を製作するにあたり、はやしさんとKAYさんのソースリストを利用させていただきました。
FENIXを製作するにあたり助言を下さった他の皆さん共々、心から感謝します。
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