「二枚入り!組み合わせ自在!超小型ARMマイコン基板」を最初から

雑誌の説明+α

雑誌の説明はとても丁寧だと思うのですが、最初の段階で、これはどうするんだろう?みたいなところがあったので手順を記憶&記録してみました。 わかってしまうとどうということはないのですが、ハードウェアってちょっとしたミスが致命的な結果を招くので気楽にはできないのですよね。

雑誌にはこのようにして基板が収まっています。

ものすごく小さな基板ですね。

雑誌に収まった状態では1枚の基板なのですが、これを真ん中でパキン!と分けると2枚の基板が出来上がりです。

USB端子がある側。雑誌では「表」という扱いのようです。

基板同士を接続するコネクタがある側。雑誌では「裏」という扱いのようです。

分離してみました。少しずつ力を加えるとパキリと綺麗に折れます。2枚ありますが、どちらも同じ機能・性能なのです。

ドライバのインストール

基板をいきなりPCにUSB接続してもドライバがないので認識しません。CP210x USBドライバを公式サイトからダウンロード&インストールします。 まずは公式サイトを開きます。

CP21XXの画像をクリック

左側のDevelopment Toolsをクリック

CP210x USB to UART VCP Driversをクリック

OSに合ったドライバーをダウンロードしてインストールします。Windows XP/Vista/7であれば、VCP Driver kitというリンクです。 先にドライバーをインストールしてから、基板を接続します。

ドライバーをインストールしてから基板を接続すると、それだけで基板上のLEDがピカピカと点滅します。

付属の基板は2枚あり、どちらも同じ機能です。2枚を同時にPCへと接続することもできます。接続された基板は、COMポートとして認識され、 複数の基板をPCに接続した場合は異なるCOMポート番号が割り振られることになります。

2枚の基板同士を接続するには専用のケーブルが必要で別売です。また、基板に各種モジュール基板を接続する場合にはピンヘッダを基板に半田付けする必要があります。 「MB基板拡張コネクタキット」というキットが販売されていて接続ケーブルとピンヘッダが入っているので、これを買うのが手っ取り早いです。

別売りのOLED基板です。

OLED基板です。これもまた小さな基板に載っていますが、雑誌付録の基板とは違うものです。基板上にはOLEDを制御するためのチップが載ってます。 極端な話、このOLED基板をSH2基板とかにつないで使う事もできるわけです(たぶん)。

OLD基板の背面です。これが雑誌付録の基板に載る形になります。このコネクタが雑誌付録の基板にささるわけです。もちろん、雑誌付録の基板にピンヘッダがないと つなげることが出来ません。

奥に立ててあるのがOLED基板、手前に置いてあるのが雑誌付録の基板です。OLED基板が雑誌付録の基板にパタン、と倒れる感じで載っかるわけです。

左側がOLED基板、右側が雑誌付録基板。同じサイズです。

MB基板拡張コネクタキットの中身です。基板2枚分のヘッダピンが入っています。接続ケーブルは2本入っています。

ピンヘッダを半田付け完了の写真。ピンヘッダは足の短い方を基板の裏側に出るようにして半田付けします。つまり、足の長い方がモジュール基板にささるようにします。

OLED基板を装着!

OLED基板のオレンジ色のケーブルが雑誌付録基板のUSBコネクタと反対側に来るように接続します。

OLEDサンプルを動かす

雑誌の公式サポートページにサンプルプログラムや資料があります。まず、公式ページの 中程よりちょっと上くらいにある「詳細」を探してクリックします(これがわかりにくいんだ...)。

あとどうでもいいですが、このページ、Chromeだと途中にある画像の表示がめちゃくちゃ重いですね。

移動した先の「付属基板を動かす環境構築の手引き」から更に、 「STEP 1:必要なシステムと準備」の「詳細を見る」のボタンを押すと、「必要なシステムと準備」のページに移動します。ここにCQ.ZIPがあります。(ここにたどり着くのが一苦労デシタ...)

あとは雑誌10ページからの手順に従って プログラムを書き込みます。OLEDのサンプルは94ページからの解説に書かれていますが、CQ.ZIPを展開して作成されるフォルダ CQ\LPC1114\workspace\PROG03_OLED_BMP\Debugにある、LPC1114.hexを書き込めばOKです。