●XM7とは

XM7はPI.さんの開発した富士通の8ビットパソコンFM-7/AV/AV40EXのエミュレータです。

FDイメージファイルとか、テープイメージファイルなどの補助記憶系もばっちりサポートされており、FM音源もWHG音源まで(V3はTHGまで!)動いています。ゲームなどもプロテクト解除さえしっかりしていればほとんどそのまま動くようです。スゴ〜イ v(^^)v

しかもフリーウエア。当然ですが、実行するにはFM-7のROMデータが必要なので、FM-7、FM77AVまたはFM77AV40EXの実機を所有している必要があります

 

●V1? V2? V3?

XM7にはV1、V2とV3の3系列のエミュレータが存在します。

系列 エミュレーション 環境 対応OS FDD 漢字ROM 日本語カード 音源 CMT I/F プリンタ 開発状況 備考
V1 FM-7 X68K, PC98, Linux, Win16, FM-TOWNS, DOS/V, Win32 2D × PSG/FM ※1 開発終了  
V2 FM77AV Win32 2D × PSG/FM×2 × 開発終了  
V3 FM77AV40EX Win32 2D/2DD PSG/FM×3 × 開発終了 V2→V3の機能追加は、「りう」さんからのソース提供を受けているそうです

※1 一部のプラットフォームで対応(だったかな…)

 

●公開日

オリジナル製作者のPI.さんは明言されていませんが、XM7は必ず毎月23日に最新版がリリースされてきています。今後も23日に公開されていくと思われますので、毎月23日はPI.さんのホームページをチェックするのをお忘れなく。すべてのバージョンの開発が終了しましたので、基本的に定期公開はなくなりました。

 

●正式名称

富士通の8ビットパソコンは「FM-7」ですが、エミュレータの名前は「XM-7」ではなく「XM7」です。これはPI.さんも明言されています。掲示板などの発言時は間違えないよう注意しましょう(^^;

 

●ソース

V1/V2/V3系共に開発終了時に全ソースが公開されています。FM7/77AVのUndocumentedな仕様も含まれたビヘイビアモデルですから、じっくり読めば大変勉強になります。

欲しい機能があればソースをいじれば手にはいるわけです。みなさんもがんばってオリジナルXM7を作ってみては?