●テープイメージ変換時のコツ

ここでは、katzusaさんから頂いたテープイメージ作成のノウハウをご紹介します(katzusaさん、ありがとうございました)。FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)フィルタを使用していたりしますので、いくつかのツールも必要になります。


1.FM-7経由

データテープを一度「FM-7」にロードしてから、改めてセーブしながらリアルタイムでPCへ取り込む。(A/D変換方法以降は2.に同じ)

 データテープレコーダから「FM-7」のカセット入力の間に「74HC04」を使った波形整形のためのバッファをいれています。昔、雑誌に載った回路だと思いますが、これがないと倍速のロードができないのでずっと使用しています。

 

2.波形整形を行う

カセットデッキ->MDのAD変換部->オーディオカード->PCMデータ ->FFTフィルタ->wavファイル

機材はアナログレコードのWAVファイル化に備えたものですが、こんな目的に使うとは思いませんでした。

 MDからオーディオカードへはデジタル信号(光)です。

・波形編集: Syntrillium CoolEditPro
 FFTフィルタは DC:0%−1kHz:100%-4.8kHz:100%−10kHz:0% の特性を持たせています。また、場合に応じてレベルの正規化を行ないます。

 この2つが今のところベストなのですが、倍速でセーブしてあるデータは2.の方法では読めません。波形をみると0のデータのレベルが1の時より極端に小さくなっているので仕方がないように思えます。これはフィルタをかけなくても同じです。前述の「74HC04バッファ」を入れると波形はきちっとするのですがなぜか読めません。結局1.の方法を使っています。