★ダンプ形式テキストファイルをMotorola-S形式に変換するツール dmp2mot


== 説明 ==

dmp2motは、ダンプリスト(なつかしいアレです)形式で保存されたテキストファイルを読み取り、Motorola-S形式に変換するツールです。

これを使えば、昔の雑誌のダンプリストをスキャナで取り込み、XM7にマシン語として渡すことが可能になります(要FTOOLS)。

OCRソフト特有の読み違い(0:ゼロ→O:オー)などを自動修正する機能も持っています(v0.1から)


dmp2mot v0.1 ダウンロード (23KB)


== 使用方法 ==


書式: dmp2mot infile outfile [options]

infile : 入力ファイル(ダンプ形式のテキストファイル)
outfile: 出力ファイル(Motorola-Sフォーマット)

-s チェックサム有り(デフォルトはチェックサム無し)
チェックサム値のチェックも有効になります。
-v Verboseモード
自動文字修正後の結果を表示

チェックサムつきのダンプファイルの時は'-s'オプションを指定してください。そうしないと、行の最後の数値(つまりチェックサム)もデータとして保存されてしまいます。

入力ファイルにはデータ以外の行が('ADDR +0 +1…'などの行)が混じっていても大丈夫です。dmp2motは、行の最初の単語に16進以外の文字が含まれる行は処理しません。'ADDR'の場合、'R'が含まれているので読み飛ばされます。


== 変換テーブルファイル ==

v0.1から実装されている、OCR特有の誤認識文字自動置換機能用の変換テーブルファイルについて説明します。DMP2MOTは'cnvtbl.txt'というファイルを変換テーブルとみなし、内容を読み込み、それに基づき変換を行います。

・変換テーブル内の書式

c    string

c 変換文字
string 変換対象文字

変換対象文字を発見した場合、変換文字に置換します。お使いのOCRソフトの癖にあわせて編集してください。

cnvtbl.txtの例

0 .oOoO○◎()()
1
Il|t
2

3
4
5 S
6
7 7フ                       '7'でも''でも'7'に変換されます
8
9
A
B
C
D
E
F
  二=:=        スペースに変換されます(無視したい文字を指定すると便利です)
+ *+*・


== 実行例 ==


C:\>dmp2mot test.dmp test.mot -s
Dump file to Motorola-S converter v0.0
Check sum error at $5050   
チェックサムエラーがあった場合に表示される(-sオプション指定時のみ)

== FTOOLSとの連携 ==

dmp2motは私のHP(つまりココ)で公開しているFTOOLSというユーティリティー郡とともに併用することを前提に作られています。FTOOLSはXM7で利用できるディスクイメージファイルであるD77形式ファイルにWindowsのDOS窓からファイルを書き込んだり、ファイルを読み出したりすることができるツールです。

冒頭にも書きましたが、昔の雑誌のダンプリストなどをスキャナで取り込み、XM7に渡すことができるようになります。

詳細は、KnowHowの「ダンプリストをOCRで取り込む」をご覧ください。


== その他(余談) ==

ほんとはこの手のプログラムはperlで組んじゃうほうが楽なんですが、使うためにわざわざperlをインストールしてくださいというのもなんですのでCで組みました。perlって便利ですよね。。。


== 変更履歴 ==

v0.0 2000/5/21 新規作成
v0.1 2000/5/27 OCR誤認識文字自動置換機能を追加