#今回は、ちゃんと転送設定にしておこう。
2010年12月アーカイブ
#今回は、ちゃんと転送設定にしておこう。
いろんな人が忘れておいでのことだと思いますが、RetroPC.NETはどんな些細なことでも、とにかくレトロPCにちょっとでもかすりそうな話題をムリヤリ扱うWEBサイトでした。そうでもしないとネタが集まら......げふんげふん。
つい先日、BD/DVDが発売された角川映画の劇場用アニメーション『涼宮ハルヒの消失』にNEC PC-9821 VALUESTARが登場しています。NEC PC-9800シリーズの末期に展開されたシリーズで、立ち位置的にはX-MATEの廉価版。S5モデルには15インチ、S7モデルには17インチCRTが附属しましたが、このCRTがまた安かろう悪かろうの代名詞でとことん人気がなく、後に秋葉原などでモニタのみのバルク品、中古品が大量に出回ったことを覚えている方も多いでしょう。とりあえず、画質にこだわらずさっくりパソコン一式揃えたい初心者ユーザにはある意味人気のモニタではありました。
映画『涼宮ハルヒの消失』に登場したのは横置き型のVALUESTAR。文芸部の部室に置かれ、物語の鍵として重要な役割を果たすことになる「三世代前」のパソコン(原作小説より)です。
小説の文中では機種についての説明が特にありませんが、「旧式のデスクトップパソコン」「OSが立ち上がるまでには買ったばかりのホット缶コーヒーが猫の飲み頃温度になる時間が必要だった」などの描写、そして「ピポ」という起動音が手掛かりになり、Windows 3.1ないしは95の頃のPC-9800シリーズ......主人公のキョンがOSを操作することができているので、たぶんWindows 95。おそらく、PC-9821 X-MATEかVALUESTARあたりだろうとアタリをつけることができました。
実際に選ばれたのはPC-9821 VALUESTAR。制作スタッフの趣味なのか、原作者の指定なのか、そのあたりのことはわかりませんが、パンフレットの解説によればわざわざNECから実機を借り出しているようです。当然、あの懐かしい「ピポ」の起動音も映画の中で流れます。
せっかくですので、実物を見てみましょう。フォルムがわかりやすいように、適宜、トリミング&拡大しています。
正確な型番まではわかりませんが、紛う方なきVALUESTAR。Cバススロットが2つ埋まっています。とりあえず、純正のLANボードとSCSIボードに見えますね。
映画公開時に話題になったので大分古いトピックではありますが、ようやくBD/DVD版が発売されたので取りあげさせていただきました。以後も、こんな感じでちまちまリハビリしていこうと思います。
参考リンク:世界最古のコンピューターゲーム? 『Tennis for Two』が50年振りに修復(RBB TODAY)
世界最古のコンピュータゲームのひとつとして知られる"Tennis for Two(2人用テニス)"が、ニューヨークの原子力研究機関、ブルックヘブン国立研究所において50年ぶりに修復されたということです。
このゲームは、同研究所に勤務していた物理学者のウィリアム・ヒギンズボーサム博士、そしてロバート・V・ドボラックの2人によって、1958年に開発されました。開発目的は、何とイベント公開用。毎年10月の研究所の一般公開日にあわせて、地元住民にアピールする展示物を増やそうということで研究所の機材を用いて開発し、実際に遊んでもらったということです。
プラットフォームは軍事施設や研究施設などで用いられていたアナログコンピュータ。電圧の強弱で計算数値を表し、微分解析などの複雑な計算をさせる草創期のコンピュータで、電子式アナログコンピュータ、アナログ制御式コンピュータとも呼ばれました。アナログコンピュータの計算結果はオシロスコープ上に表示しますが、"Tennis for Two"ではこのオシロスコープ上の光点をボールに見立て、スイッチボックス(ジョイスティックの元祖でもありますね)を手にした2人の人間が互いに撃ち返しあうというサイドビューのテニスゲームでした。
ゲームそのものは幾度かレプリカが作られていて、WindowsなどのOS上で動作するシミュレーターも幾つか公開されています。2004年に国立科学博物館で開催された「テレビゲームとデジタル科学展」にてレプリカが展示されたようなので、そちらで御覧になった方もいらっしゃることでしょう。(管理人@RetroPC.NETは行きそびれてしまいました)
世界最初にプログラミング可能な計算機、階差機関を考案・設計したチャールズ・バベッジが、既にしてコンピュータ上でチェスの思考計算を行わせることを構想していたのを皮切りに、コンピュータを直接間接に目にした人間は、きわめて早くから「ゲーム」という利用方法について思いを巡らせていたようです。オシロスコープを画像出力装置として使用するアナログ・コンピュータの登場間もない1940年代には、様々な学者、技術者が戯れにピンポンゲームを開発してみたようで、その中の一人に世界最初のTVゲーム機として知られる"Odyssey"の開発者、ラルフ・H・ベアが含まれています。
そんなこんなで、この"Tennis for Two"を「世界最古のコンピュータゲーム」と呼ぶことに躊躇する向きも多いようですが、研究者・技術者の手すさびではなく、一般人向けに開発されたゲームとしては確かに最初期のものでしょう。一度、動いているところを観てみたい--そんな方のために、世のなかにはYoutubeという便利なものがございまして。
参考リンク:「ナツゲーミュージアム」がパワーアップして復活しました!(ナツゲーミュージアム)
レトロゲーム取扱店がめっきり少なくなってしまった秋葉原の最後の希望として、今年の7月頃に話題を集めていたレトロゲームスペース・ナツゲーミュージアムさんが12月23日から営業を再開されました。当時は一分一秒を惜しむデスマーチの真っただ中で、残念ながら行くことができなかったのですが、この機会を逃すまじとクリスマスイブの今日、仕事を抜け出して見学に行ってきました。
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まずは、店内の様子など。基本的にはレトロゲーム専門のゲームセンターで、店長さんの個人的なコレクション基盤を入れ替えながら並べているようです。今日の構成はテーブル筐体が9台に、汎用筐体が7台。『ドンキーコング』をプレイしてみたのですが、ケアレスミスで最終面(1周目)で全滅というテイタラク。ゲームというのは継続です。そして、継続とは力なのです。何と無力な管理人@RetroPC.NET。
さて、お目当てのレトロPCコーナーは左奥にあります。こちらも館長さんの個人的なコレクションということで、時折、入れ替えているそうです。今日は5インチFDDを増設したX68000Compact(マイコンソフト『ボスコニアン』)と、X1C(エニックス『ニュートロン』)というSHARPテレビ事業部の取り合わせ。ちなみに、X1CのキーボードにはX1turboの純正キーボードカバーで覆われていました。懐かしい!
こちらのレトロPCコーナーでのゲームプレイは無料とのことです。Twitter上のナツゲーさんのアカウントにリクエストを送れば、ひょっとすると思い出の機種、思い出の作品が置かれるようなこともある、かも。
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レトロPCコーナーの左側にはゲーム蔵書コーナーが。レトロPC関係では、電波新聞社の『チャレンジ!~』シリーズや、コミックドラゴンの『ザナドゥI』などが並んでいました。こちらに飾られているSA-77シルフィード(メガCD版ベース)などのフィギュアは、売店で購入可能です。
売店にはレトロゲーム関連のグッズ以外にも、ビスコなどの駄菓子が並びます。館長さんにお伺いしたところ「昔はゲームセンターで駄菓子を食べながら遊んだじゃないですか」(概要)とのコメント。なるほど確かに。管理人@RetroPC.NETが生まれて初めて通ったゲームセンター--のようなものは、隣町の駄菓子屋のゲームコーナーでした。ゲームは一律20円。金属定規で『ハイパーオリンピック』のコントローラー周辺をテッカテカにしていたものです。
短い時間しか滞在できなかったのでしたが、実に楽しい空間でした。
土日祝日は13時から、それ以外では金曜日の18時からという変則的な営業時間帯ではありますが、レトロパソコンの稼働実機に直接触ることができるという稀少な店舗。首都圏にお住まいの「マイコン少年」(少女でも一切問題はございません)ならば、足を運ぶ価値があるかと思います。
ProjectEGGも、こういうスペースに試遊台とか置けばいいのにね、などと思いつつノートにコメントを書きこんで撤収。今日はありがとうございました。何かございましたらご協力しますので、気軽にご連絡ください!>館長さん
どっこい生きてた管理人@RetroPC.NETです。大変、御無沙汰しております。
RetroPC関連のあらゆる方面に不義理を致しつつ、先の見えない不況の荒海を、本を出したりゲームの設定考証をやったりライトノベルを書いたりしつつ、どうにかこうにか泳いでおります。

1999年12月25日に、旧Newebに「RetroPC News」を設立してから今日で満11年。ここ数年は何が出来たというわけでもなく、ただただ「生きる」そして「維持する」ことに注力して参りましたが、ニコニコ動画やUstream、そして何よりTwitterなどのサービスを通して、ここにきてレトロPC界隈が大いに盛り上がっているのを横目で眺めてはおりました。
つい数日前にも、FMP方面の飲み会にお邪魔させていただいたのですが、先の11月に最新ヴァージョンのFMP 7を公開したのを皮切りに、今後もFM音源&FMPの発展のためにあれこれ仕掛けていこうとGuuさんを筆頭に大いに気炎を上げているのを見て、こんなこっちゃいかんなあとつくづく反省した次第です。
とりあえず、一体何度目だという感じではありますが、まずはサイト再開から。毎日は難しいですが、あれこれご紹介していければと思います。
それでは皆様、よいお年を! 僕について言えば、2010年はたぶん16月まであるんですよ......。(遠い眼)
RetroPC.NET管理人 高木啓多 a.k.a. 森瀬繚
追記:
gmailのアカウント情報が、また数ヶ月前からどっかいってしまったのでした。新しくアカウント取り直した方が良いかも......検討します。